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カテゴリ:優待株について
さて今日は久々に幕内銘柄概況シリーズです。
27位 9876 コックス (東JQS、2月優待)
△(バリュー株投資家としての評価)~ ◎~◎◎(優待族としての評価)
PF時価総額27位はイオン系のカジュアル衣料専門店のコックスです。前回は45位だったのですが、買い増しと株価上昇によって大きく順位を上げてきました。ここは2009年2月期からなんと6期連続の最終大赤字が続き業績はズタボロ&利益剰余金マイナスという厳しい状態ですが、2014年2月期は基幹ブランド「ikka」の既存店売上高が対前年比で102.1%と戦闘力の回復が著しく、 久方振りの最終黒字浮上の見込み となっています。
現在の株価は251円、PBR0.53、株主持分比率は62.1%、前期予想PER179.29、配当利回り0%(0円)、総合利回り4.8%(0+12=12円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の60%で換算)で優待は100株保有で2000円相当の株主優待券です。
コックスの旗艦ブランドの「ikka(イッカ)」はシンプルかつ上質なアイテムが満載で、以前に較べて店舗戦闘力が明らかに上がっていることを実感します。月次の回復がお店を徘徊するとリアルに体感できるんですね。今日は実際の買物とその使用例を御覧戴きましょう。
コックスのような「業績不振&低位優待株」を迷わず買って、「不遇の期間を御機嫌で楽しくホールド」できるのはこの広い株式市場の中でも我々優待族にしか出来ない芸当です。
そして、
「優待ボロ株投資」というのはいつも言いますが、トータルでは意外なほどに勝率が高い
んですね。それは業績復活によって株価が爆裂上昇するところが出るからですが、今、まさにこの瞬間に、赤字地獄から抜け出して黒字転換を果たそうとしているコックスには、
「一筋の確かな光明」
が射しており、数年後になって「コックスは実に良い子だったな。」ということになっても全く不思議ではない気がしています。
またそれ以外でも、低位株のコックスはたまに株価が「プチ噴火」することがあります。そういった時には優待MAX分を残して売却し、また落ち着いて休火山になったら買い戻す、そして再噴火するまでは優待を楽しみにゆったりのんびりホールド、という「優待休火山作戦」が有用な銘柄ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 4, 2015 11:27:54 PM
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