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カテゴリ:優待株について
私は最大の趣味が株式投資であり、そして同時にこのブログを書くことです。そしてより楽しくブログを運営していくために常に豊富な日記のストック・下書きを用意しています。
そして実際に日記をアップするときにはその書き溜めた「ネタの一覧表」を眺めて、その日の気分で気紛れに登場させています。もちろんどうしても優先して書きたいことがある日には新ネタを書いてそのままアップすることも多々あります。
ただこういったやり方には1つ大きな欠点があります。それは「常に生もの」の株式市場を扱うブログなので、下書きの内容が時流に合わなくなって「お蔵入り」になってしまうことがたまにあることです。基本的にはそういったネタは日の目を見ることはなくひっそりと廃棄処分にしているのですが、中には「折角渾身の力を込めて書いたのに残念だなあ。。。」と感じるものもあります。
今日は「敗者復活編」としてその中の1本をお届けしてみます。具体的にはPF3位の超主力株、3097物語コーポレーションに関する記事です。実はこれは「物語コーポ3部作」として構想し書いていたものでした。今日お見せする日記はその「3部作の最終章」となる予定のもので、下書きは昨年の11月末~12月末にかけてコツコツと推敲を重ね細かく書き直しながら暖めていました。ところが今年の1月に入っての急激な株価の乱調で内容が合わなくなり残念ながらお蔵入りとなっていました。
ただ、今その下書きを削除しようと思って最期に読み返したところ、「捨てるにはちょっと勿体無いかな?」と感じたのでアップしておきます。逆風吹き荒れる今の日本株市場の現状とは若干ずれている部分がありますことをご了承下さい。それでは始めます。。。。。。。
さて今日は新企画として、「勝てる優待グロース株」発掘の魔法の公式であるウィリアム・オニールの「CAN-SLIM法」の変形バージョンの
を使って PF3位の超主力株
を見てみます。
YOU= ゆー:優待のゆー
株価上昇のカタリストとなる 意味のある魅力的な優待が付いている こと。 そして1単元投資時の 「配当+優待」の実質総合利回りが4.0%以上である こと。 「優待原価率」が適正で長期間無理なく継続できる内容である こと。この3点が株式市場で負けずに生き残れる魔法の 「優待エアバッグ」作動の前提条件 となる。
物語コーポの優待が魅力的なのは間違いない。それは優待券のヤフオク平均落札価格が1年前の80%から90%に上昇したことに端的に現れている。また自社店舗優待券であるため今後の継続にも問題は無いものと考える。総合利回りは不十分だがこれは現在グロース株として 極めて高く評価されているため仕方が無いものと考える。
C= Current Quarterly Earnings 直近の四半期の1株益。最低でも18~20%は上昇していており、「勢い良く成長している」こと。
純利益は特別損失の計上があり▲19.8%だが、営業利益、経常利益で見れば問題の無い成長を続けている。
A= Annual Earnings Increases 年間の収益増加。過去5年間に意味のある成長が認められること。連続増益が望ましい。
上記データは四季報オンラインプレミアムより引用。
綺麗な成長が続いている。
N= New Products、New Management 新製品、経営陣の入れ替え、属する業種の重大な変化などがあったこと。
サービスのクオリティが高いのに食べ放題という新しい革新的なテーブルバイキング業態を生み出し、実際に「焼肉きんぐ」を大成功させた。更に現在ではそのノウハウを生かしてしゃぶしゃぶ・寿司業態である「ゆず庵」展開を加速させている。
N= New Highs 株価が年初来高値、昨年来高値、上場来高値などの新高値をつけていること。
株価は長期チャートで見れば現在上場来高値水準に近い位置であり、この数年の低迷から抜け出して強い勢い、 フレッシュモメンタム を発揮している。
S= Supply and Demand 株式の需要と供給。 発行済み株式数が少ないこと。需給の法則から騰がりやすい小型株であること。
東証1部に昇格して日が浅く、また時価総額も344億円(2015年12月23日現在)と比較的小型である。
L= Leaders 相場を主導する銘柄であること。少なくとも業界の上位2、3社に入っていること。
テーブルバイキンキング業界の先駆者であり、同時に業界1位の主導者である。
I= Institutional Sponsorship 有力な機関投資家が保有していること。何故なら機関投資家は大多数の投資家よりも経験豊かで、より優れた投資実績を持ち、銘柄の選定にも長けているからである。
筆頭株主のBBHフィデリティロープライスドストック(データは2015年6月期)は「割安成長株がんこ投資」で知られる実力のある機関投資家である。ちなみにこのBBHフィデリティロープライスドストックは私のPF上位銘柄で言うと他に2128ノバレーゼ、2737トーメンデバイス、3228三栄建築設計、4298プロトコーポレーション、7509アイエーグループあたりにも大株主として登場している。
M= The General Market 相場全体のトレンドが悪くない、下降トレンドではないことを確認すること。
アベノミクス下で、モメンタムを完全には失っていはいない、中期的視点では堅調なマーケット状況が継続している。
これからもこのYOU-CAN-SLIM法を使って、有力な優待グロース株の発掘を継続していきたいと考えています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 23, 2016 04:08:23 PM
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