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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベスト88位
株式投資で普通でない利益を得る (フィリップ・フィッシャー著、パンローリング社) の第2弾です。この本への書評はどうやら高い需要があったようで、ゴールデンウイーク中にもかかわらず異例の高アクセスを頂いております。 今日は実の息子であるケン・フィッシャーによる素晴らしい前書きから。 父は生涯のほとんどの時期を成長株投資家として過ごした。。。父の目的は、大きく成長し続ける株を妥当な価格で買うことで、実質的に売るつもりはなかった。。。自分がよく理解できる少数の素晴らしい会社を探し、それが驚くほど値上がりするまで極めて長期間保有し続けるのである。 私はフィッシャーの投資手法というのは クオリティ銘柄 への投資だと理解しています。(一般的には彼のやり方はグロース投資と理解されていますが、言葉の定義上グロース投資はバリュー投資の完全な反対側にあります。つまり高PBR銘柄を買う戦略です。そして バリュー投資にエッジがあることが歴史的に証明されている以上、その対極に位置するグロース投資には逆にエッジがない ということになります。つまり、フィッシャーのやり方はグロース投資ではなくバリュー投資と同じようにエッジが証明されているクオリティ投資である、というのが私個人の見解です。) そして、 ベンジャミン・グレアム から受け継いだバリュー投資手法と、フィリップ・フィッシャーから受け継いだクオリティ投資手法のミックスチュアが「バフェットの秘密のレシピ」の本質 でもあります。 ただ、個人的にはフィッシャーのやり方は再現性に乏しくて実行するのが非常に難しいとも感じています。ま、だからこそ私は「コテコテのバリュー投資家」であるわけですが。(滝汗) 父ならば、、、もし良い会社があれば、そのひとつかふたつを、所有しているなかで最も弱い会社と入れ替えるべきかどうかを考えるだろう。父はいつもボラティリティが高い下落相場は、保有する会社の質を上げる素晴らしいチャンスととらえていた。 このやり方は私もそのまま丸々使っています。というのは、自分は「マーケットタイミングを計らずに常にフルインベストメント」なので「常に金欠」であり、大きく買いたい株があったら、持ち株を見渡して総合戦闘力が最も低い子を手放すしかない、からです。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 6, 2019 10:08:29 AM
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