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カテゴリ:投資本書評
さて今日は株式投資本オールタイムベスト135位
反脆弱性(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2017年、ダイヤモンド社) の第8弾です。 今日も、第2章 過剰補償と過剰反応はどこにでもある から。 周囲にちょっとだけ雑音があるほうが集中できるというのも、似たような過剰補償のメカニズムのひとつだ。まるで、そういう雑音を打ち消そうとする行為そのものが、私たちの精神の集中を研ぎ澄ますかのようだ。 そういえば、香港だったかな? 重度の不眠症で悩んでいる方向けに「敢えて騒音だらけのバスに乗って、逆に居眠りを誘うことによって睡眠不足を解消するツアー」があるという話を聞いたことがあります。これなんかはタレブの言う「私たちは過剰補償する力を持っているだけでなく、雑音を必要とするときもある」ことの典型例ですね。 また私自身の経験でも、ある銘柄で大負けしたり市場全体が大暴落してポートフォリオが大ダメージを受けた時に、投資家として何とか生き伸びるために「優待株いけす」内を必死に捜索して見つけたフレッシュな銘柄が起死回生のヒット株になってくれた、ということが頻繁にあります。 大きなピンチに陥ったからこそ「普段は使えない潜在力」が発揮されたんだな、と感じる局面は良くあります。これも過剰補償の1つなのかもしれないですね。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 20, 2023 01:21:47 PM
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