さて今日は、2022~23主力株概況シリーズです。
55位 3001 片倉工業 (東S、12月優待) ◎
PF時価総額55位の上位銘柄は、1873年繊維で発祥し、現在は商業施設の開発・運営、賃貸等不動産が利益柱となっている片倉工業です。2019シーズンに53位で上位に初登場した銘柄ですが、安定的にその地位を維持して今期もここで出てきました。
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事業部門別概況を見ると、「利益のほとんど」を不動産事業から上げているのが良く分かります。それ以外の事業はあんまり利益が出ていないですね。
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現在の株価は1819円、時価総額641億円、PBR0.86、自己資本比率は50.6%、今期予想PER23.20、配当利回り0.9%(16円)、総合利回り1.4%(16+10=26円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当、3000株保有で4000円相当の自社製品などです。
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五本指靴下、履くのがすごく難しい。。。
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お指がなかなか入らない。。。
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さて片倉工業はとても長い歴史を持つ会社であり、賃貸不動産や保有している土地には膨大な含み益があります。
ちなみに賃貸不動産だけで見ても、期末時価1275億円ー連結貸借対照表計上額期末残高303億円=972億円もの含みがあります。
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(上記データは2021年12月期有価証券報告書86ページより引用)
片倉工業は、2021年に 1株2150円でのMBO を目指していましたが、発表後1度も株価がMBO価格を下回ることが無く、結局不成立で失敗に終わりました。片倉経営陣が提示した価格はあまりにも安過ぎると市場が判断したという事ですね。
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ま、いずれにせよ、私は「会社を丸ごと買い取ってバラして売ったら儲かる、片倉的な銘柄」が、「控えめに言って大好き」です。片倉の今後がどうなるのか、再度のMBOトライがあるのかは予測が付きませんが、このままホールドしながら戦況を見守っていく所存です。
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2022~23主力株概況シリーズ 免責事項
2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。