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カテゴリ:株式投資全般
これは以前から凄く気になっていたことなのですが、株クラの方がお家を建てる時、何故か最初から住宅メーカーにお願いするものと決め打ちしていることがとても多いのですが、非常に勿体ないことだと個人的には考えています。
もっと言うと、「みんな株のことだったら異常なくらいに頭が切れるのに、株と同じくらいに値段の張るお家のことになったらどうしてそんなに赤子の様に盲目的になってしまうのかな?」と疑問に感じてしまうレベルです。 さて我々株クラの大多数は「家庭持ちのおっさん」です。そしてどんどんどんどん資金力を増やしたいと思って日々を戦っているわけです。でも奥様の方は「安心できる巣を作りたい」と言う本能から「自分のお家」を欲しがっており、年がら年中執拗にそれを要求し続けます。 そしてその迫力と執念についに根負けして首輪をつけられた状態で様々な危険が待ち構えている「ハウスメーカー合同の住宅展示場」に連行され、知識不足でガード丸空きの状態に付け込まれてしまい、待ち構えていた住宅メーカーの営業マンに絡めとられてしまっていつの間にか契約してしまったという事例が多いのではないか?と自分は推測しています。 さてこれの何が勿体ないのかというと、住宅メーカーにお願いすると何故か専門知識のない「営業マン」とお家造りをさせられることになるのですが、彼らの目的はただ1つ「契約をとってハンコを押させること」だけなのです。 なので、契約をとった後は彼らの情熱は「ほとんど0」になります。「これはできません。これは追加料金です。」ばかりで、結局出来上がったのは「思い描いていたのとは程遠い謎のプレハブ小屋」ということがほとんどになります。でもそのお代は驚くほどに高額です。住宅展示場の高額な維持費や多くの営業マンの人件費が乗ってくるので当たり前ですね。 それでは一体何が正解なのでしょうか? 答えは、「自分が理想としているようなお家を探しまくって見つけ、それを設計した建築家にお願いする。」です。 「えー、そんなの難しいし、とても出来ないよ。」と思うでしょうか? 全くそんなことはありません。我々株クラが日々投資に傾けている情熱・探索力を使えば「あ、この家やな。こんなのを建てて住みたいな。」と言うものは必ず見つかります。建築雑誌を見れば施工事例には必ず設計事務所が載っているのでそこからすぐにアクセスできますし、足を使って地元の住宅街をくまなく散策することからもピンとくるお家は見つかると思います。 理想を言えば、そういう「合格ライン」の家を複数見つけ、それぞれの建築家にアポを取って面談をお願いします。そして、その中からベストと思う方を選べばよいのです。 設計料が高いのでは?と怯む方がいるかもしれませんが、建築代金にもよりますが、大体はその7~15%程度で大したことはありません。 そもそも建築家と言うのはみんな「好きでやっている仕事」なので、むしろ使ってくれる情熱と労力を考えると「申し訳ないくらいに破格に安い」のが実情です。面倒な施工管理とかも全部してくれる訳で「本当にこんな値段でいいのかな?」というのが正直な所です。でも別に我々がそれを気に病む必要はありません。建築家にとってはクライアントの家は「自分の作品」であり、彼らはある意味では我が為に努力しているからです。 そして設計が上がった後で、実際に建てる段階で複数の工務店に見積もりを出して貰う「競争入札」をすることによって、建築コストはかなり下がります。これも建築家の先生が工務店のレベルを調べて、「ここならお願いしても技術的に大丈夫。」という所を複数見繕ってくれます。 もう一点、「建てている最中に工務店が潰れて飛んでしまったらどうしよう?」という不安が当然あると思いますが、これに関しては入札参加時に「御社の財務諸表一式を見積もりと同時に提出すること」を条件にしておけば大丈夫です。貸借対照表や損益計算書を見れば「ここはヤバい。」と言う所は1発で分かるので、そういう工務店は避けて選べばいいだけのことです。株クラの皆にはこんなの御茶の子さいさいの朝飯前ですよね。(笑) 更に正直に言うと、競争入札によって下がるコストの方が建築家の先生の設計料を上回ることも多いと思います。その理由ですが、工務店と言うのはそれぞれの事情で時期によっては「手持ちの工事が少なくて、割とお腹が空いている。」ことがあり、そういう所は仕事を取るために「値段を切ってくる。勝つために思い切って原価ギリギリ近くまで見積価格を下げてくる。」場合があるからです。そして歴戦の株クラの方だとかなり大きなお家を建てられる場合も多いでしょうから、その差額は猶更大きなものとなります。 なのでトータルで考えると、 お家を建てる時は、まず最初に自分の感性にジャストフィットした建築家を見つけてお願いし、実際に工事を請け負う工務店は飛ばないか財務調査をした上で競争入札で選ぶ のが正解となります。これで住宅メーカーにお願いするよりも、最終的には10倍満足できるお家になると思います。 最後に1つだけ注意点を上げると、「建築家の知り合いAさんがいるので、その人に自分が理想する建物のイメージBを伝えてお願いする。」のは絶対にダメです。 何故かというと、建築家の頭の中は人によって全く違うので、AさんにはBは設計出来ないからです。なのでこれをやると理想の家は建ちません。 皆様のお家づくりの参考になれば幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 13, 2023 01:41:29 PM
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