|
カテゴリ:投資本書評
さて今日は凄く久しぶりになってしまいましたが、株式投資本オールタイムベスト137位
投資の科学 (マイケル・J・モーブッシン著、日経BP社、2007年) の第7弾です。 今日は少し飛んで、第16章 成長のS字カーブ から。 普通の投資家はイノベーションを考慮すること、つまり、マーケットがイノベーションをどのように織り込んでいくのかを評価することができない。逆に言えば、ここに投資のチャンスがある。 A点では、投資家は産業の成長と利益をあまり期待しない。過去の低成長の過程をそのまま将来に引き伸ばして考える。将来の利益に対する期待が低すぎるのである。 いやあ、いいグラフですね。 移り変わりの激しい世界では、古い会社よりも新しい会社に賭けるべきである。どの新しい会社が超過リターンを生むのかはわからないけれども、少なくとも古い会社が超過リターンを生むことはないと考えられるからだ。 これはとても重要な指摘です。私も、同じレベルの企業を2つ見つけたら、より規模の小さい方、より社歴の新しい方 を優先します。その方がパフォーマンスが良いと考えているからです。 新規参入企業のほうが古参の伝統的な企業よりも、高いトータルリターンを株主にもたらす。 ↑ これまた覚えておきたい、良いグラフですね。 企業が高度に組織化され戦略の管理が徹底されるようになると、イノベーションを実現して成長することができなくなる。 これはどうして投資の世界に 「小型株効果」 が存在するのか?の答えの一つである気がしますね。 (続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 15, 2023 05:38:36 PM
[投資本書評] カテゴリの最新記事
|