カマキリが草の上のサーフィン。
レシーブ受けますわ22012.07.08赤塚植物園 posted by (C)あっこ森
ガシッと踏ん張り
草の曲面を乗りこなす。
写真を撮る私に気がつき
おじいちゃんは、孫を呼び寄せ
「ほらカマキリいるよ。」と
指を指す。
おじいちゃん、なんとなく
横取りチックな観察方法だけど
まぁいいか…。
そのおじいちゃんとお孫さんに
その場をさりげなく譲る。
目をやれば
茂るヨシ原にハンゲショウ。
ちょうど今は、花期にあたり
云われどおり葉の先が白く色づく。
夏に合い、涼しげな様相。
そこへさきほどまで見ていた
カマキリと同じ種の別個体のカマキリが出現。
祈り22012.07.08赤塚植物園 posted by (C)あっこ森
写真としては、ちょっと魅力的。
みどり&白で対比がいい。
撮影を始める。
そこへまたあのおじいちゃんも登場。
孫を呼びよせ、
「カマキリいるよ。」と指差す。
心の中でわたしもつぶやく。
おじいちゃん、お願い
自分で見つけて…。
呼ばれた孫も今度のほうが
さっきより低い位置。
でも木道の上からだから
手は届かないし
まだ小さな身体の彼は、
木道から転落してしまう位置。
彼はおじいちゃんにしきりに
「カマキリほしい。」と訴えた。
おじいちゃんは
「写真撮っているから、あとでね。」
と言って、ほかを先に回るよう誘導する。
よく探せばカマキリは、
あっちにもこっちにもいる。
その小さな彼は、
いまひとつ見つけ方を知らないみたいで
ヨシ原に棲む小さな息遣いには
なかなか気がつけない。
おじいちゃんも
人任せ的な観察方法ばっかりだから
耳で聞いていると
なかなか見つけられないみたいだった。
小さな彼は、遠くへ行ってもわたしが
今観ているカマキリのことだとわかる
話しっぷりで「カマキリ欲しい~。」と
駄々をこねている。
おじいちゃんも「自分で見つけなさい。」とは言うが
おじいちゃん自身も
自分では見つけられていない。
私としては、
横取り観察方法は、
初心者にはおすすめ。
でも横取りするなら、“見かたを横取り”しないと
自分で見つけることができないし
昆虫観察の醍醐味である“発見”ができない。
・・・そんな大きな理由だてをする私。
可愛い昆虫を相手に
そんな小さな子にも譲れない
大人げ成分ゼロの私がいる。
ハンゲショウという、またとない場所にいる
可愛いカマキリ、しかも今、
カマキリの視線をもらっている。
昆虫にも性格があって
ジッとしているタイプ、
ちょこまか動くタイプ
いろいろいて
このカマキリは撮影に向いている
ジッとしているタイプ。
少しだけ角度を変えて欲しいと
思いながらジッと待つ。
なかなか変わらず
でもジッと待つ。
一応、撮り終えて
あたりを一周ぐるっと
もう一度戻ってきても
まだカマキリはハンゲショウの葉の上にいた。
おじいちゃんが横取り観察方法のままなら
孫の自立も遠のく。
やっぱり背中をみて育つもんじゃなかろうか。
カマキリを見つけるコツ。
シュッシュッとした
草のシルエット描きながら
目の力を抜いてぼんやり見る。
草になりきれていない物体が
草にまぎれ込もうと
ちゃっかり息を潜めている。
どう考えてもまぎれてないけれど
本人(カマキリ)はなじんでいる感じで
ジッとしている。
草原ならそっと歩くと
草原をピョンと跳ねる。
跳ねたところを目で追えば
簡単な追い込み猟みたいな要領で
サッとみつかる。
そして、見るところは、基本的に
葉の表というより
葉裏、葉の影。
虫の気持ちを察して
ここなら見つかりそうにないなっていうところに
きっといる。
まれに堂々としている子もいる。
たくさん見ているうちに
なんとなくいるところがわかるようになるよ。
写真は7月8日に赤塚植物園にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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