栽培植物(園芸植物)は人間にとって都合がよいように、生育が調節される。その土地の気候によって、一番収穫が上がるように、種を撒かれて(苗を植えられて)育てられる。時期が遅れると、収穫できるまでに育たなかったりする。
野生の植物は自分で勝手に丁度よい時期に芽が出て、花を咲かせ、実をつけて冬にはまたいろいろな形で冬眠する。
お米(稲)について見ると、土地によっては二期作が出来て年に2回収穫できるところもある。また、冬には別の作物を作れる土地もある。(二毛作)
蒲郡の場合は、二期作はもちろん、二毛作もしていない。10月中旬に稲刈りが行われると春までそのままとなる。
すると、今頃の時期には刈り跡からまた芽が出てこんな状態になっている。
よく見ると、稲穂がまたついている。しかしほとんどかすかすで、実がいってない。これをしいなと呼んでいる。刈り取られた稲が何とか子孫を残そうと頑張った結果だが、・・・。
人間の都合で稲の生育サイクルが狂わされた結果である。このしいなは収穫されることなく、このまま来年まで置かれて、春に鋤き込まれて来年植えられる稲の栄養になる。
栽培種と野生種どっちがよいのだろうか
昨日は仕事納め、今日から短い冬眠に入る。でも年賀状作り、門松建て、蜜柑ちぎりなどやることはいろいろある。