ただならぬタイトルの理由は最後まで読めば解ります。
昨日の朝は、また私の別の山菜のシロを見に行きました。
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やまいもを掘りっぱなしにする人がいるので、地主が怒ってこんな看板が立ててありました。
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ありました。ありました。ゼンマイです。長く伸びているのが花、短いのが葉になります。どちらも頭のところと被っている綿毛を取って軸の部分をアク抜きして食べます。今日はでも写真だけ撮って帰ろう。
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帰り道で羽化したばかりのオオミズアオ(蛾)を見つけました。昔、私は蝶を集めていました。夜の蝶ではありませんよ。蛾は不恰好で気持ち悪いので馬鹿にしていました。でもこのオオミズアオの美しさには心奪われたことがあります。これが昔の浮気相手です。
さて、今日も忙しい。午前中外来をしていましたが、1時ころまでかかってしまいました。それから名古屋に出て、新幹線に乗って大阪に来ました。
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今、大阪国際会議場とその隣りのリーガロイヤルホテルで日本外科学会が開かれています。発表ではありませんが、専門医の更新のときに外科学会の参加証がいるので、聴きにきました。丁度、大学の研究室の発表がありましたので、聴いてきました。澤木先生の発表です。
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座長は研究室の今井講師でした。
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夕方まで聴いてから、少し離れていましたが、難波のビジネスホテルへ行きました。インターネットで簡単に予約できました。一泊朝食付きで5500円です。よしもと新喜劇をやっているグランド花月の近くでした。さて、ここを選んだのは目的があります。どうしても一度行きたい居酒屋があったからです。
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すぐ前にこんなところもありますが、間違ってもこんなところへは入りません。
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![ダッシュ ダッシュ](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h282.gif)
![歩く人 歩く人](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h800.gif)
![ダッシュ ダッシュ](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h282.gif)
こんな店も素通りします。
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こんな店も寄りません。興味津々で見ているおじさんがいました。
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大阪は食い倒れというだけあって、人も多いですが、店もたくさんありますね。こんな店もありました。
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![ダッシュ ダッシュ](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h282.gif)
![歩く人 歩く人](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h800.gif)
![ダッシュ ダッシュ](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h282.gif)
新歌舞伎座の前を通って、・・・。
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その横の路地を入ると、ありましたよ
目的の店が。
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酒楽座”山三”という店です。20年前から一度来たいと思っていた店です。
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もっと大きな店を想像していたのですが、来て見たらカウンター15席だけの小さなお店でした。ご主人の山瀬真樹さん(56)。酒匠(今の利き酒師)の第1期生で、全国利き酒選手権で準優勝したこともあるそうです。全国の地酒が40~50種類置いてあり、訊くと料理に合ったお酒を奨めてくれます。
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奥さんの美津子さんと二人でやっています。最初はお奨めの天野酒(大吟醸、大阪河内長野、1000円)を頼みました。
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皿を下にひいて、グラスにわざと溢れるように注いでくれます。何か得した気分になります。やや辛口のフルーティなお酒でした。つまみはおでんを頼みました。私好みの甘い味付けでした。
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続いて、店の名前にもなっている酒楽座(純米吟醸、兵庫県加古郡って小芋さんのところかな?、700円)、中味のコクのある酒でした。山三の特注品らしいです。
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つまみは親父の特製、いぶしうなぎ、鰻の燻製です。軽くいぶしてある感じです。
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次のお酒は醸人九平次(かもしびとくへいじ、純米吟醸、愛知、700円)、私の地元ですが、飲んだことがありませんでした。広島の利き酒師川堀先生からその名は聞いていて一度飲みたいと思っていました。これもフルーティで飲みやすいお酒でした。
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つまみが私の片思いのつまみです。山三特製チーズ豆腐です。昔、名古屋の浄心に剣菱という居酒屋があり、そこの親父が酒は飲めないが食道楽で全国を食べ歩いては美味しいつまみを見つけると契約して送ってもらい、つまみとして出していました。山三のチーズ豆腐と次の海生味(うおみ、牡蠣の塩辛)もそこで知りました。その後居酒屋の料理何百選という上下2巻の本を買ったら山三のレシピが載っていましたので、私も真似して造ってみましたが、なかなか本家の味は出ませんでした。沖縄の豆腐ヨウに勝るとも劣らない味です。
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7時を過ぎるころになると、カウンターは満席になり、外にはイスが置いてあり、座って待っている人もいます。カウンターの前には時々親父が企画する蔵元見学会の写真がいっぱい並んでいます。
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最後は川堀先生に敬意を表して亀齢万年(きれいまんねん、純米吟醸、広島、700円)と山三特製海生味(うおみ)で締めました。う~ん、この酒はきれまんねん。
帰りに親父に挨拶をしました。「昔、名古屋の剣菱という居酒屋でここのチーズ豆腐と海生味を食べて一度来たいと思ってました」「えっ、うちは今まで一度もうちのつまみを他所へ出したことはありませんよ」「えっ、本当ですか?」剣菱の親父ももう死んでしまったし、訊くことはできない。どうやって手に入れていたのだろう、確かにこの味だったんだけど、・・・。またひとつ謎が生まれました。
お酒好きの方は大阪へ行ったら是非寄ってみて下さい。