英訳 英語で読みたい方はここを押して見てください
大町先生から県民の森のコセリバオウレンが一株咲いたとの連絡をもらい、早速撮影に行ってきました。
場所はこんなところです。曇り(小雨)で薄暗い林の中の小さな花です。当然三脚とストロボを使っての撮影となります。いろいろな条件で撮ってきました。
まずは魚眼レンズ(12mm)でストロボを使ってみます。花はレンズにくっつきそうなくらい近くにあります。ピントは手動で最短距離に固定し、絞りF10にしています。
魚眼レンズでパンフォーカス(近いところから遠くまでピントが合うこと)の効果が得られますが、あまりにも近過ぎてレンズの影が出来ています。
今度はストロボの前にクリアファイルを折り曲げて装着して光りを拡散させてみます。
するとレンズの影は多少薄くなりました。
次に、薄い水色の傘を上に置いて、ストロボの光りをバウンスさせて撮ってみます。
レンズの影はもっと薄くなります。しかし、魚眼レンズでパンフォーカスにはなりますが、背景がごちゃついてよくないですね。
今度はレンズを105mmのMICRONIKKORに替えて、ストロボ撮影してみます。花はレンズから少し遠くなります。
これですと、レンズの影は出来ませんが、ストロボとレンズのズレから生ずる影はあります。
次に、クリアファイルを装着したり、傘にバウンスさせたりしてみると、・・・。
影についてはよくなりますが、少し見る方向が悪いですね。もう少し位置を下の方から横向きに撮ってみます。
そして、最終兵器のマクロストロボ(リングストロボ)を使って撮ってみます。これはレンズの先端に装着して、リング状に発光するので絶対に影は出来ません。30年ほど前に光学カメラで遊んでいたころに買ったものです。ただTTLで自動調光が出来ませんのでいろいろと条件を変えて撮り、一番よいものを選びます。
これを本日のベストショットとします。
薄暗い中の小さな花の写真は難しいですね。