DSC_7636 posted by (C)ドクターT
今日は女房にもギフチョウを見せてやりましょうと一緒にK湿地へ連れて行きました。8時に出かけようと言っていたのに、出たのは8時半でした。いつも出かける時に待たせるのは女房です。
ギフチョウ♂ posted by (C)ドクターT
さてK湿地に着いたら、最初に「蝶・旅の友」というブログを書いて見える豊橋のM先生にお会いしました。私の昨日の日記を見てみえたようです。昨日の場所ではあまりいませんでしたが、駐車場から湿地入り口の辺りで合計10頭くらいは見たでしょうか。女房も初めて生で見ることが出来ました。見たものは殆ど♂でした。
コツバメ♂ posted by (C)ドクターT
駐車場の入り口付近でコツバメが2頭飛んでいて、これも♂でした。手前の田圃の周りにツマキチョウが飛んでいましたが、これも♂ばかりでした。
そこで、大旦な仮説をひとつ:「待たせるのは♀」以前に越冬する個体はすべて♀だという大旦な仮説を出しました。それは越冬した♂も少ないですがおり、ぼろぼろになったスジボソヤマキチョウの交尾をみてもろくも崩れました。
しかし、ギフチョウ、コツバメ、ツマキチョウなど、春に新しく羽化する個体を見ていると、発生初期には圧倒的に♂の方が多いような気がします。♀は♂より遅れて発生するのではないでしょうかそこで仮説:「待たせるのは♀」となった訳ですが、それには何か意味があるのでしょうかここから先は私見ですが、人間でも最終的に次の世代を残すのは♀です。そして♀の持つ卵子の数は圧倒的に♂の精子の数より少ないのです。♀は最終的に優秀な少数の♂をパートナーに選ぼうとしているのではないでしょうか最初は、♂ばかりで、競争して弱い♂は脱落して♀が出てくるころに生き残った優秀な♂をパートナーに選ぼうとしているのではないでしょうか。成虫で越冬する蝶でも厳しい冬を生き残ることが出来た♂がパートナーに選ばれるという訳です。