テーマ:好きな絵本教えて下さい(711)
カテゴリ:絵本・童話・児童書
心臓発作で突然死んでしまったおじいちゃん。
なのに、お葬式の日の夜、死んだはずのおじいちゃんが エリックの部屋にやってきました。 「この世に忘れ物があるとおばけになる」と知った エリックは、毎晩、おじいちゃんの「忘れ物」を 探そうとしますが・・・。 先日、絵本ワールドの即売会場で一目惚れし、 購入してきた絵本。 おばけ(幽霊)となって戻ってきたおじいちゃんと、 おじいちゃんを大好きだった少年のお話です。 ちょっとへんてこで、ちょっとおマヌケで、 死を扱ってるのにどこか明るいおじいちゃん&孫。 でも、最後は涙が止まらなくなりました。 大好きなおじいちゃんのために一生懸命なエリック。 この世に「忘れ物」を残したおじいちゃん。 ふたりの絆はとても優しく、暖かです。 私の祖父は、父方は父がまだ中学生の頃に亡くなり、 当然私は写真でしか顔を知らず、どんな人かもわかりません。 母方は、2-3才の頃背中の籠に入れておぶってもらい、 河原の畑に連れていってもらった記憶がわずかにあります。 が、その後しばらくも経たず、この絵本のように 道ばたで心臓発作で急死、次の記憶は母の泣く姿です。 私にはほとんど祖父(祖母も)との思い出が残っていないから、 子供達にはもっともっと色んな記憶を残しておいて欲しいな。 せっかく両家の両親ともまだ生きてる事だし、 特に距離的に近い義父母達とは、できるだけ繋がりを 深めておこうかな・・・と。 最後のお別れの時、しっかり泣けるように。 涙の後には、優しい笑顔が思い出せるように。 笑顔の思い出がないってのは、淋しいもんですよね・・・。 おじいちゃんがおばけになったわけ 著者:文/キム・フォップス・オーカソン 絵/エヴァ・エリクソン 訳/菱木晃子 あすなろ書房 2005年6月発行 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[絵本・童話・児童書] カテゴリの最新記事
|
|