|
カテゴリ:『パーマン』
ちょっとタイトルが大げさ!?
そう思ったあなたは パーマンを知らないからですよ~~~ では、早速行きます。 パーマンを第1話から紹介しま~す。 ○ 大全集パーマン1巻&第1話 パーマンに選ばれたのは、空き地にいた小学生の少年。 そして、パーマンの一番最初の任務は、墜落する飛行機を救うことだった。 この場面でパーマンの活躍およびスゴさを 読者(子供たち)に訴えるには、最適の第1話だと思います。 パーマンセットをみつ夫に渡すときに登場する「バードマン」ですが 初期のパーマンでは、バードマンではなく「スーパーマン」と 呼ばれていました。私の日記では「バードマン」と呼びます。 ○ 第2話で、早くも命を狙われるパーマン 一歩でも動けば、刀も動く・・・ パーマン危うし、大ピンチ!! この話は、飛行機墜落の次の第2話ですが 早くも、パーマン2号のブービーが初登場。 2号誕生の話だけでも 1話が完成するところですが 常に事件を据え、詰められるネタは できるだけ散りばめるという、F先生の 創作意欲がうかがえます。 ○ 外国のスパイがセットを盗む みつ夫の友達、カバオとサブが パーマンセットを盗むことに成功。 しかし今度は、スパイの男に 奪われてしまう。そして、このスパイの 分析によって、子供たちの知りたい パーマンセットの仕組みを読者に 知らせる、という上手い設定になってます。 さらに、パーマン3号「パー子」も初登場。 こんな盛りだくさんの展開を なんと16ページに収めているのです。 「パーマンセットを友達が盗む」 「スパイがパーマンセットを奪いに来る」 「パーマン3号の登場」これらのネタだけで 3話くらいは作れそうなところですが 「(F先生は)いつも手を抜くことが出来ない人」(by藤子A先生) という性格が表れているように思えます。 ○ 気を失っているところにコンクリートを流される 「生きうめパーマン」より。 このタイトルも、児童マンガにしては かなりショックなタイトルですが、ヒーローものにはピッタリでしょう。 ○ 東京都民を10分で眠らせる猛毒 本当は「殺せるほどの猛毒」といえば、恐ろしさも増すところですが できるだけ物騒にならない表現をとる、F先生の配慮がうかがえます。 児童マンガは目に見えない配慮がとても必要になります。 パーマンは、大全集でなくても 小学館の文庫本タイプでも手に入ります。 初めて読むかた、お子様に買ってあげたいかたは いきなり大判の大全集から入らなくてもいいでしょう。 もし、パーマンが気に入って「未収録の話も読んでみたい」 となったときに、大全集を 手に取ってみるのがいいかもしれませんね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[『パーマン』] カテゴリの最新記事
|