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ドラえもんの映画
「のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)」を見たときに 「どこかで見たことがあるなあ~」という キャラが登場しました。 ■「のび太とブリキの迷宮」のタップ(うさぎ) どこかで見た覚えが… 「そうか!!」と、思い出したのが 藤子・F・不二雄先生の スコシフシギなSF短編『ヒョンヒョロ』に 登場する「うさぎちゃん」でした。 < ストーリー > 小さな男の子、マーちゃんが 空き地で出会ったうさぎちゃんから 手紙を渡されます。 ■ 嬉しそうに、母親のところへ見せに行きます。 ■ しかし、お母さんは、信じてくれません。 すると、マーちゃんは、空から落っこちてきた お星さまを、持ってるといい張ります。 けれど、あきれたお母さんは カンカンになって怒ってしまいます。 ■ 今度は、仕方なくお父さんが相手をします。 ■ 手紙には、「誘拐する」と書かれていた。 文章こそ、幼稚ですが 表には、「脅迫状」と書かれていました。 イタズラだろうと思いながらも 両親は、念のため警察に相談しますが こんなのはふざけていると、問題視しません。 「ヒョンヒョロ」も、何のことか分かりません。 ■ マーちゃんの家に、うさぎちゃんが登場。 夢か現実か分からない、うさぎちゃんの登場に 両親は、幻覚を見ていると、混乱してしまいます。 きっと、頭がおかしくなってしまったのだ… ■ すっかり取り乱してしまう二人。 最後は、警察の力を借りますが うさぎちゃんは宇宙人なので、手錠はおろか 拳銃の弾丸も無力で、全く手に負えませんでした。 恐れをなした警察は うさぎちゃんに従うことになります。 誘拐されては困ると思った父親は ヒョンヒョロは分からないので 手当たり次第、現金を用意する。 ■うさぎちゃん(宇宙人)には、価値のない紙切れ(札束)という、価値観の違い。 ■しかし、「ヒョンヒョロを知らないとは非常識」と、うさぎちゃんは狂乱する… そして、ヒョンヒョロを返してもらえなかった うさぎちゃんは、「とてつもない誘拐」を実行してしまいます… マーちゃんが拾ったという「お星さま」が 実は、ヒョンヒョロだったのですが 両親は信じず、聞こうともしませんでした。 もし、最初から聞いてあげていたら、解決していたのです。 非現実的なことが受け入れられなかった大人たちと 疑うことを知らない、純粋な子供との対比が描かれていますね。 ところで、ヒョンヒョロの価値を考えてみるのも 面白いかもしれませんね。 ■ 500円玉程の面積で、2億5千万円するダイヤモンド。 ヒョンヒョロくらいの大きさで、極めて高価なものといえば 地球上では、ダイヤモンドでしょうか。 宇宙では「知っているのが常識(byうさぎちゃん)という ヒョンヒョロは、途方もない価値があるのでしょう。 ダイヤモンドの10倍か100倍か… 一体、どのくらいなのでしょうね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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