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2019.03.16
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長いお題になってしまいました。

自分の思いを簡潔に分かりやすく伝える。

こんな難しいことはありませんが、今になり感じるのは

簡潔に伝えるステージ、深く長く伝えるステージがそれぞれ

あってそこに合致した内容を書くもの良いなぁということです。

ですのでこのにろすのブログではとことん書きます(笑)

かつての自分の拙さも消さずに残っているのもブログの

有難いシステムです。この男はこんな歩みをして生きて

きたのかぁと、このブログを読んで感じていただければ幸いです。

未来は大切だけど過去の自分があるから今がある。

昔の自分の半生の反省ができるこのにろすのブログは私の体の一部です。



先日、取引銀行さんが弊社を訪れて

社長十年間お疲れ様でした。展示場の建築資金の返済が終わりました。

との報告をもらいました。

私が社長に就任した年と同じくして建築を始めた

コミュニケーションを育む展示場。

まさに私たち夫婦と一緒にいわば三人で歩んできた十年でした。

当時はとにかくお金が全くない(笑)あるのは夢だけ。

紆余曲折。いずれまた書きたいと思いますが、

親との確執の中での社長就任。会社を一時解散して

再構築するという暴挙に近い行動ができたのも若さゆえだったと

思います。特に一番大変だったのは親との食い違い。表面ではなく

根本の食い違いにはとにかく悩みました。

そんな私の背を強く押してくれた妻の存在。

そして当たり前のように妻が主導する形でこの展示場の建設がスタート

しました。実は30歳の頃から私たちの中で作りたい家、つくってみたい

家具や造作、建具やインテリアの原型が存在していました。

でもそれを表現する方法も分からない、誰に依頼したらよいのかも

分からないの無い無いづくしの年月でした。

でもある大きなきっかけでたくさんの大きな出会いと縁ができました。

縁ももちろんですが、自分たちの構想を練る十年という時が

今になってみると本当に貴重だったのです。

この展示場と歩んだ十年とそれを構築するための十年。

妻とそれこそ日本一周か?(笑)くらいの勢いでいろんな

ところに行きました。そこで培ったたくさんの知識と経験を

注ぎ込んだ展示場建築でした。

当時も今も恩師であり講師である岡田先生から教えてもらった

住宅性能に微塵の疑いもありませんでした。

疑え!と先生からは怒られますが(笑)

教えてくれる先生が存在するということは

この住宅性能はやる気になれば誰でもつくれるものだと思いました。

誰もが作れないものをつくり、それを学んだ性能と合致させる。

今にして思えばもしこの展示場建設を私だけで行っていたら

今の田村工業は存在しなかったでしょう。

妻の基本コンセプトの大きさには今もびっくりすることがあります。

施主が自分たちですから好き勝手につくれる。

そう考えていた私とは全く違う観点でいた妻。

そこには常に

お施主様にしっかりご提案できるコンセプトを持った

空間でなければならない。コンセプトの実現にはルールが必要。

という当たり前のことを再確認できた瞬間でした。

そしてお施主様の住まいでは絶対にやってはいけない

失敗してもいい実験ができたのも大きかったと思います。



標準装備の木製玄関ドア。

大好きな素材を使って、ブレないコンセプトそしていいとこ取りではなく

一つのストーリーを持ちながら自由さがある空間。

二人で十年間考えていたことがカタチになった瞬間は喜び

よりもやり切った感の方が大きかったように思います。



キッチンって自分たちで設計して作れるんだね。

建具はもちろんだけどダイニングテーブルやチェアも

オリジナルで作れるんだね。

ずっと憧れていたことを一つ一つ実現させていった展示場建設。

何よりコミュニケーションを育む住まいというコンセプトを

初めてカタチにできたこと。

そして

住まいの性能が高くなると建具や床ってこんなに反るんだね(笑)

みたいな事も学ぶことができました。



妻企画設計のオリジナルフルオーダーキッチンは耐久性も抜群です。

何人ものお施主様たちにご採用いただきました。



今では私たちのつくる住まいの超標準装備となって

オリジナルダイニングテーブルとチェア。

もちろん妻の企画設計です。



今ではオールパインでつくる洗面台も当時は陶器でした。

でも以外に色あせていません。

この陶器を探すのに一年かかった(笑)by妻



ウッドデッキや木製サッシの良い点悪い点もしっかり学習できました。

今でも学習しています。

オリジナル=好きなモノ͡コト。では私たちはダメなんです。

好き以上の愛が必要で、どんな小さなパーツでも

そのパーツ説明するのに一時間は語れるくらい愛着を持つこと。

その姿勢にブレは全くありません。

そして新たなる一歩として少しずつこの展示場の改修をはじめています。

改修というより当時出来なかったことが今では

出来るようになったたくさんのことをこの愛すべき展示場に

反映させること。

普遍の中の変化。

そして変わらない感謝の気持ち。

私たちだけでは絶対に不足していた自然素材自然素材商品の知識

を教えてくれた方々への感謝。

何よりこの展示場に来てくださり、住まいを建てていただいた

お施主様たちへの大きな感謝。

皆様にありがとうございます。ありがとうの十年をありがとうございます。

次の十年で何とかTAMURAのブランドを完成させたいと思います。

いや完成させます!


PS 懐かしい回顧(笑)

こんな高価なオリジナルキッチンや家具建具なんて

とても俺たちじゃ売れないよ。オーダー依頼もこないよ。

こんなお金をかけて大丈夫かなぁ

と泣き言を言っていた39歳の田村博に対し、

頭おかしいんじゃない?ここで作らなかったら

いつ作るのいつ提案するの?今しかないじゃん。

でも作るからには徹底的に自分たちらしく自分たちにしか

できないものを作らなくちゃいけないのよ!!

かかるものはかかる。二人で頑張って行こうよ!

と説教した同い年田村青子。

車往復150kmの家具屋さんに10回通って

作ったキッチンとダイニングテーブル、ベンチ、チェア。

そして全て妻の言った通りになったこの十年。

次の十年は俺もしっかり役目を果たしたい、というより

妻がやりやすい環境を少しでもつくりたい!



オリジナルは一日にして成らず。

でももしできたら他の追随はあり得ない。

そして新しい家具は今でもたくさん生まれています。

私にはまだまだ構想がたくさんある!

と言い切る妻の目はなぜか輝いている。

つまりこのコミュニケーション展示場こそ

もう一人の妻なのかも知れない.....



コミュニケーションを育む住まい

田村工業株式会社

田村 博 青子






























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Last updated  2019.03.16 11:03:26
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