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カテゴリ:お酒
今日は金曜日。いつも遅くまで残っている課長たちも22時にはみんな居なくなりました。もうちょっと仕事していってもいいけど、人生、机にへばりついていてもいいことなんか何もないので・・・、 (命の洗濯に行こうかな・・・。) 戸締りをして退社です。金曜日の夕飯はカレーになってきました。いや、機会でも作らないと外食もなかなかないので、ひとりご飯ですがそれはそれで、テンションが上がります。 ホームに行くと、ちょうど電車が入ってくるところでした。待ち時間ゼロ。しかも快速。目的の駅まで最短です。上着がないのでちょっと寒いけど、まぁ飲めば暖かいでしょう。駅前は2次会、3次会帰りのいい感じの酔っ払いがたくさん歩いていてみんな楽しそうです。 そんな表通りから、1本脇に入ります。いいねぇ・・・、これから酔えると思うとわくわくします。でも、混んでるんだよなー、最近金曜日は。 外にはボーイさんが立っていましたが通りすがりのひとにお店のシステムなんか答えてました。ってことは席は空いてる? 開けてみると・・・。 (満席じゃないけど、ぴっちり隣同士では座らないといけなそうだな・・・。) ちょっと立ってると、店内から、 「奥の空いている席へどうぞ。」 の声。じゃあ・・・、奥の間の席へ・・・、よっこいしょ、と席に着くと・・・、 「久しぶり!」 (は?) 「あーっ!」 姉妹店に移ったという矢口っ子でした。 「めちゃくちゃ久しぶり・・・、誕生日会以来だから・・・、2ヶ月半?」 「そー、あっちに行ってたから・・・。もう、なんであっちなんだろ!こっちが全然いいのに・・・。修行だ、だって。なんの修行?って・・・。」 「ひとり暮らし始めた?」 「まーだ。結局契約は9月までだから、そのあとは東京に行って、そっちでひとり暮らしするんだ。」 「いいなー、ひとり暮らし。」 「そう、一回はひとり暮らししときたくて・・・、へへっ・・・、オトコ連れ込みまくってやる。」 「はっ、楽しそうだね!」 「そう、でしょ?でも同棲して喧嘩とかするのは嫌だな。特にお金のことでは喧嘩したくない。」 「一番、価値観がダイレクトに出るところだからなー。」 「そう・・・、お店のお客さんにもいるよ、よく来てくれるけど、来るたびに『お金がない、お金がない』って、呪文のように言うんだけど、私たちにどうしろって?そんなこと、一緒に住んで毎晩言われたらこっちまでおかしくなりそう・・・。」 初めは聞いていると、正直、水商売じゃないですかー、割は悪くなさそうなので、お金がない、っていうことを卑下していたら、なんか嫌だなー、と思ったのですが、 「なんていうのかなー、使ってるお金に対して悪い?というの?ないならないで、それでいいじゃん。納得した使い方が出来てればそんな言葉は出てこない気がするんだけど。そのー、潔くない感じがいや・・・。」 うーん、なんとなく分ります。言い方が拙いけど、伝わりました。 「だから、正直、オトコはあまり要らないんだけど・・・、赤ちゃんだけはほしい・・・、甥っ子めちゃくちゃかわいくて。昨日、お姉ちゃんのところに遊びにいって写真撮りまくってきたんだ、ちょっと見て!」 奥に戻って、彼女のiPhoneをもってきてくれて、甥っ子の写真を見せてくれましたがー、 すっげー、すっげーー枚数甥っ子の写真です。どこまでスクロールしても延々甥っ子・・・。同じツナギを着ているので同じタイミングで撮ったんでしょうけど・・・。ま、育てなくていい赤ちゃんは、ペットみたいなもんなんでしょうねー、若い女の子には。 「最近、無痛分娩とかあるらしいよ。」 「えぇ・・・・・・??よくわかんないけど、そんなんで、自分の子って思えるのかなー。」 「思えなんじゃない?」 (って・・・、意外に古風なんですねー。すごい苦しいらしいですけど・・・。20時間とか・・・。南無・・・。) 飲み放題にしたんで、アホみたいにビールをもらいます。もー、ひと月くらい外飲みしてないんで、ジュースのように飲めます。ビールのおかわりをしたら、なにやら矢口っ子が下でごそごそやってました。 ビールサーバーのビールを交換してくれたようです。 「新ビールの一杯目は兄さんにあげるから、2杯目は私がもらう。」 小さなグラスですが、ビールをついで、矢口っ子もご満悦でした。 「やっぱ、ビールうまいわー。でも、炭酸飲むと、涙でるんだよねー。コーラでも出るけど。」 まじめに涙流れてました。 「最近、こっちに戻ったの?」 「いやー、金土日はこっちにいることも増えたけど、基本はあっちかなー。」 「そう。最近、自分も飲めなくて、5月に入ってからは今日が1回目だったんだー。」 「じゃあ、今日はラッキーだねー、今度あっちものぞいてみてよ。ボーイさんに聞いてみて、○○○、今日どっち?って。あっちはお店の雰囲気だいぶ違うから。あっちにはあっちの私のキャラがあるんだ。」 「ふーん、来週、また飲み会だから時間があったら寄ってみるよ。」 なんて、話していると、脇に眠り姫が立ってました。 「こんばんは。」 「こんばんは。」 眠り姫も・・・、いろいろお客さんにいじられてましたが、流れてきました。眠り姫はど・こ・か、話していると面白く感じるんです?そんな、下手すりゃ娘みたいな歳の子です。話題なんかついていけませんが、 なんとなく、分った、眠り姫の話方が!接続詞が、うまい? 「・・・じゃないですか。」 「・・・ってなりますよね?」 このつなぎのおかげであまり知識がお互いに理解できなくても、共有感が出るんだなー。なるほどー、接客業なんで身についてきた分もあるんだろうけど、もともとの資質なんでしょうね。だから安心してお話が出来るんだなー。 私、私、の痛い子にならないのが、プラスの性格なんでしょうね。 「私、○○(ジャニーズ)のおっかけじゃないですかー。」 「あー、言ってたね。」 「この前の土日月って、東京行ってきたんですよー。でも、月曜日は友達とも予定が合わなくて、ひとり行動だったんですよー。それがめちゃくちゃ退屈で・・・。」 「で?」 「ひとりで歩いていたら、『写真撮らせてもらっていいですか?』っていうやつ、あんまり時間があったんで、ついに撮られちゃいました。ネット情報みたいなやつだったけど、まー、いいかなって。」 (まんざらでもない感じ?) と、飲み放題マジックで1セットが短い短い。結局2.5セット居たので、まぁ飲み負けました。会計をして帰ることにしました。 最後は矢口っ子がグラスを開けに来てくれて。 「来週、こっちにいなかったら、あっちのぞいてみて。」 「うーん、善処します。」 「じゃあ。」 外に出ると、ちょっと風があって寒いです。でも、矢口っ子もいたのでいつものお店で飲んだー、っていう感じです。 忙しかった、4月5月の命の洗濯ができました。週に3時間の息抜きでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.01.03 00:03:09
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