空はガスってますが、雨の心配はなさそうです。でも、テントは雨でも降ったんじゃないか、ってくらい結露でびっしょりでした。これは撤収が萎えます。　菓子パンを食べて糖分を補給。コーヒーも飲んで身体のスイッチを入れます。バーナーを焚いたのでテント内も暖まって、身体の内外から温かくなりました。　朝食を済ませ、テント内で荷造りを開始です。コーヒーを飲んで、窮屈な姿勢で動き回ったせいか、お腹の痛み。うーん・・・、キャンプ場のトイレは苦手です。すっかり文明人になってしまって、お尻の衛生事情は家並みじゃないと不快極まりないです。
　キャンプ場は山間にあることが多いので、トイレの改装はされていないことが多数です。それでもお腹の痛みに勝てず、トイレに。大のほうの扉を開けると・・・、

　これはありがたい。和式を覚悟していました。とりあえず便座に座ってさらに驚き。

　おー、なんということでしょう。まさかキャンプ場で、こんなサニタリー環境に恵まれるとは。さすが、高貴な方の隠棲伝承がある土地。手抜かりナッシン。

　まさに奇跡。ほんとありがとうございます。心から感謝です。
　さて、そっちは快適でしたがテントの撤収は不快極まりなかったです。濡れまくっていたので撤収に手間取りました。暖機中にトラブル発生。　暖機中にGoProをセットしたんですが、マウントが動いてしまいました。確かにマウントステーの増し締めとかしたことがなかったので、猛省です。
　でも困った、カメラの画角、ずれたかもー、カメラには背面液晶画面とかないので、カメラ単体ではどういう画角になっているか確認できません。幸いスマホにはGoProアプリを入れているのでBluetooth接続すれば、リアルタイムでスマホ上で撮影画面を確認できます。
　ただ、難点は接続方法をすっかり忘れていること。試行錯誤でなんとか接続。大体画角を調整することができました。　出発前にトラブルはありましたが、ひと晩お世話になったキャンプ場を後にします。　朝方は路面も朝露でウェットでしたが、下界に降りてくると久しぶりの太陽を見ることができました。気温もぐんぐん上がって、昨日とはまったく違います。まさにＧＷ。絶好のツーリング日和です。　ただ、やっぱり鳥取から姫路はぼちぼち遠いです。下道で約２時間の行程です。そんな中、ある交差点で信号待ちしていると、右側に珍妙なショップを発見。
　なになに・・・、秘宝館？　これ、知ってます。ちょいＢスポとして有名？名前は秘宝館ですが、往年の性の殿堂ではなくてアダルトグッズを扱うショップらしいです。ここにあったとは知りませんでした。　そこを抜けてしばらく進むと、目の前にキャッスル！再び到着です。　姫路太陽公園アゲインです。ここにはお城と世界的有名建造物のレプリカがある石のエリアに分かれています。石のエリアのほうは前回巡ったんですが、お城のほうは雨が降ってきたので諦めて帰った経緯があります。今日は晴天。お城のほうをめぐってみます。　ドイツのノイシュバンシュタイン城を模した白鳥城は今年で１０年目。モノレールで登れますが、待ち時間より歩いたほうが早そうだったので、徒歩で向かいます。　上ってくると、近代建築！名古屋城もなんでも昨今は鉄筋コンクリート製。立派だなー、とは感じますが歴史の重厚感はさすがにない感じ。　入口です。ファミコン時代のロールプレイングゲームに出てきそうなお城。そんなドット感を感じます。　中は・・・、どことなくビジネスホテルのような感じ？４Ｆ、５Ｆにはいろんなアートが飾られています。その絵を題材にその前でいろんなポーズを決めておもしろ写真を撮るコーナーがたくさん。家族連れ、カップルが各題材の前でおもしろポーズをとって写真を撮り合いっこしてました。　それを見ていて、自分ならこういうポーズをするかなー、とか思うんですがひとりなのでスルー・・・。脳内で楽しみます。そのほか、回廊に名画のレプリカ。レプリカなんですが、大きな画は飾ると映えるなぁー。　モネはあってもルノアールがなかったです。お城には美少女、イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢を飾ってほしかったです。でも、モネの人物画もいいな・・・。メモリーです。
　で、お城だからあった西洋の甲冑。とっても動きにくそうです。日本の鎧とはコンセプトがまるで違います。　無機質な甲冑より、こっちの展示のほうがいい感じ。ヨーロッパ各国の民族衣装の展示。以前出張で行ってよかったポーランドの民族衣装はこんな感じ。　ヨーロッパの民族衣装はどこか似ているけど、微妙に違いもあって、その区別がついたら相当の達人かと・・・。完全フリフリ、ドールです。
　外に戻って、外観をパチリ。まあ、見栄えはいいです。いっそ宿泊も可にしてホテルとかにしたほうが集客できるんじゃないでしょうか。　でも、太陽公園の真骨頂はやっぱり石のエリアのほうだと思います。兵馬俑は圧巻でした。これで２年前雨に降られて諦めた白鳥城のリベンジ完了です。　さて、ここから折り返し。せっかく天気はいいんですが、３時過ぎには帰らないといけません。久しぶりに高速をつないで帰ります。太陽公園のすぐそばの姫路西ICから高速にのります。山陽道にのってすぐの三木SAで早めの昼食にします。　朝は菓子パンだけだったので、お腹がすきました。唐揚げ定食をいただきました。席が混み始める前にゆっくり昼食を食べることができました。　心配していた高速の渋滞は自分の方面はありませんでしたが、反対車線の下りが大変な渋滞でした。それにしても、高速にのると毎回思います。もう１、２速欲しい感じです。６速なのについついシフトアップしようとしてしまいます。　このまま帰ってもいいんですが、せっかくなのでプチ観光と金策のお願いをしに、とあるスポットを巡って帰ることにしました。奈良方面に向かいます。大阪近辺の有料道がETC化される前は、料金所が多くてこの辺りは苦手でした。今はすっかりバイクでも楽に通行できるようになりました。　向かったのは信貴山。ここは毘沙門天を祭る総本山なんだそうです。かなりの有名スポットですが、自分の目当ては毘沙門天ではなく、通称？融通さま。願えばなんでも融通を利かせてくれます。別にストイックなひとだけの味方じゃなく、お金、必要なんですけどー、とお願いすれば、ドラえもんバリにいろいろ融通してくれるみたいです。
　そんなスポット、行くしかないんですがー、山頂のパーキングは渋滞してました。この奥に突っ込めば、バイクを停めるスペースくらいあったかもですが、ついつい通り過ぎてしまいました。　バイクはいったん通り過ぎてしまうとバックはできないし、狭い下りだとUターンができません。どんどん流れにのって、信貴山から離れて行ってしまいました。あー、今回は無念のリタイヤ？
　お寺もそうなんですが、信貴山城跡に行ってみたかった。信長に認められながらも、再三謀反をくりかえし、最期は日本史上初？火薬で自爆死（これは偽説らしいですが。）したと伝えられる松永久秀の居城もここにあるようですが、今回のツーリングはいろいろ縁がないです。
　気づけば、こんなタイトな府道。これはすれ違いが大変です・・・。　今日は気温が高いです。これがいつものＧＷ？汗ばんできます。天理PAでコーヒーブレイク。まだまだ愛知まで距離はありますが、ここからの名阪国道、東名阪、伊勢湾岸は自分的になんかノンストップ区間。休みたくなる手ごろなSAがない感じです。
　帰宅までこれが最後の休憩です。　ここからは、帰宅時間との勝負。案の定、一般国道の名阪国道が、とってもハイペース。なんで、ここを走るクルマはみんなあんなに飛ばすんでしょう・・・。イエローでも車線変更してくるクルマとか、マナーの悪さも気になる国道です。
　その後の流れが改善された東名阪で大渋滞。いくらなんでも最近新区間が開通した新名神にしてはひどい渋滞です。渋滞の先には玉突き事故。事故を起こして渋滞を発生させると、道路公団から迷惑料を請求される、って聞いたことがあります。それは恐ろしい・・・。事故を見るとやっぱり安全運転になります。
　伊勢湾岸も横風が強くて、とても速度を出せません。気づけば８０キロ巡行くらいで無事帰宅しました。　巡行速度が遅かったのは、疲れからだけじゃなくて、異音？トンネルを通過するたびに、自分のマシンからいつもしない音がしているのがわかりました。　ふぅ・・・。これですっきりしました。人間でいうなら、ひと仕事終わったあとのシャワーです。ＧＷのツーリングはこれで終了。振り返れば、雨天ツーリングでしたが、宿のキャンセルから始まって図らずもキャンプツーリングを味わえたので、結果印象に残るツーリングだったと思います。
　さて、次は夏のツーリングが待っています。さすがに今度はエアコンの利いたホテルに泊まりたいと思います。まずは方角をチェック。楽しいロングツーリングが出来そうな方位だとありがたいです。