竹内製作所3―5月、経常益25%増、欧州向け建機好調
竹内製作所3―5月、経常益25%増、欧州向け建機好調。2007/07/11, 日本経済新聞 小型建機メーカーの竹内製作所が十日発表した二〇〇七年三―五月期の連結業績は、経常利益が前年同期比二五%増の三十八億四千八百万円だった。米国では住宅投資の減少などで前年同期を下回ったが、欧州の建設工事向けが好調だった。 売上高は二二%増の二百三十億円。欧州は小型・中型のショベルが民間・公共工事向けに伸び、六七%増の百三十六億円となった。北米向けは、建機市場が失速した昨年度後半のペースを上回ったものの、前年同期比では一八%減の八十三億円にとどまった。ユーロやドルに対する円相場は前年同期より円安で、輸出が中心の同社には追い風だった。ただ原油や鋼材など材料価格の上昇が響き、経常利益の伸び率は前年同期(九八%増)を下回った。純利益は二五%増の二十三億千七百万円。〇七年八月中間期の業績予想は変更せず、経常利益は前年同期比一二%減の五十億円の見通し。ただ三―五月期ですでに三十八億円に達しており、為替の大幅な変動などがなければ予想を上回る公算が大きい。 日医工の5月中間、経常益37%増の23億円 過去最高。2007/07/11, 19:35, 日経速報 後発医薬品大手の日医工が11日発表した2007年5月中間期の連結決算は、経常利益が23億円と前年同期比37%増え、中間期としては過去最高だった。後発薬市場は国の普及策を受けて拡大しており、自社製品が伸びた。大衆薬からの撤退に伴い、同事業の譲渡益2億円を営業外に計上したことも寄与した。 連結売上高は前年同期比13%増の158億円。06年4月に患者が後発薬を選びやすいよう処方せん様式が改定されるなど、国の医療制度改革が追い風だった。大型先発薬の特許切れに伴い、発売した高脂血症治療剤など採算のよい新製品を拡販した。 投薬などにかかわらず1日あたりの入院医療費を定額にする診療群別包括支払制度(DPC)を採り入れた病院での利用も広がり、主力の注射剤も大きく伸びた。営業利益は20億円となり12%増えた。大衆薬工場の売却に伴い減損損失3億7400万円も生じ、純利益は18%増の11億円だった。 07年11月期の連結経常利益は前期比18%増の41億円を見込む。大衆薬事業の販売権の譲渡で、従来予想を2億円上方修正した。 ミヤチテクノの前期、経常最高益に―実質増配の30円配2007/07/11, 22:21, 日経速報ミヤチテクノスの2007年6月期の連結経常利益は前の期に比べて約16%増の25億円前後になる見通しだ。6期ぶりに過去最高を更新する。部品などを微細加工できるレーザー溶接装置が好調で、販管費の増加を吸収した。年間配当は記念配を含め30円とし、株式分割を考慮すると実質増配になる。 売上高は約22%増の201億円前後になったもよう。採算の良いレーザー溶接装置が電子部品、携帯電話、ハードディスク駆動装置向けなどで拡大。抵抗溶接機の販売も欧州で伸びた。抵抗溶接機メーカーの吸収合併も寄与した。