世界の携帯市場動向の変化
2007年8月6日(月)世界の携帯ハンドセット市場。億単位の端末市場変遷データと市場における勝者と敗者はどこなのかをしっかり把握するのはとても大事なこと。電子部品メーカーも勝者と敗者の選別する意味でも重要。今回の記事からはモトローラ依存度の高い部品会社は売りで、ノキア、サムソン向けに納めてる部品会社は買いなのでしょう。今はどうなっているのか知らないけど、今から8年ほど前、三洋電機淡路島のリチウムイオン電池は世界最大でノキア向けシェアは100%だった。だから世界の携帯メーカーの1年先までの生産計画まで読み切ることができた。ノキアと三洋電機との関係が悪化したけど、今はどうなっているのかよくわからない。明日でも取材してみよう。***************************************************************世界携帯販売シェア急変、4―6月、総台数16%増2007/08/06, 日本経済 夕刊, サムスン2位浮上 新興市場で大幅増 モトローラ3割減世界の携帯電話機市場の拡大が続く中、上位メーカーの競争が激化している。今年四―六月期の販売台数は首位のフィンランドのノキアなどは前年同期比で軒並み二ケタ増となったが、これまで二位だった米モトローラが三割超減らし、韓国のサムスン電子に抜かれた。中国など新興国での販売が勢いを左右している。米アップルのiフォンの登場もかく乱要因になりそうだ。 米調査会社IDCの集計によると、同期の世界の携帯電話機販売台数は前年同期比一六・二%増の二億七千二百七十万台に達した。ノキアは同二八・六%増の一億八十万台と同期としては初めて一億台の大台に乗せた。高機能機から普及機まで幅広い品ぞろえで、欧州、アジアなど北米以外の地域で好調だった。市場シェアは前年同期比で三・六ポイント増の三七・〇%に達し、二位以下を大きく引き離している。一方、モトローラは上位五社では“一人負け”だった。昨年までヒットした「レーザー」に次ぐ有力製品の投入が遅れた結果、販売台数は三千五百五十万台で同三一・六%減と大幅に落ち込んだ。代わって二位に浮上したのはサムスン電子。新興国に投入した「ウルトラ」シリーズが好調。昨年から強化してきた新興市場対策が実を結んだ形だ。同じく韓国のLG電子も今年一―三月までの停滞から脱し、大幅な増加を示した。販売台数の伸び率が最も高かったのは四位の英ソニー・エリクソンで、同五八・六%増を記録した。音楽再生機能付きの「ウォークマン・フォン」が好調。今年後半から新型の「W960」と「W910」などを投入することから、高い成長は続くとみられる。また、六月二十九日に発売した米アップルの「iフォン」はわずか二日間ながら二十七万台の販売を記録。七―九月には大きく販売を伸ばす可能性がある。携帯電話機の世界市場は新興国の需要拡大で、予想を上回る伸びを続けている。当初、二〇〇七年の市場規模は十一億台(前年比一二・五%増)程度との予測が多かったが、上方修正を検討し始めたメーカーもある。 ピーター