リンクセオリ、純利益81%増・9―11月期
リンクセオリ、純利益81%増・9―11月期2008/01/09, 20:42, 婦人服販売のリンク・セオリー・ホールディングスが9日発表した2007年9―11月期の連結業績は、純利益が前年同期比81%増の13億300万円だった。商品数削減などで前期に収益を圧迫した値引き販売を抑制し、売上高総利益率が改善した。06年に買収した婦人服ブランドの販売で米国事業が好調だったことも寄与した。売上高は10%増の181億円。前期に積極的に出店した米国の売上高が24%伸びた。欧州は前期の大幅赤字の主因だった独子会社の販売が本格的な回復に至らず、6%減った。日本国内は商品の仕入れ数を削減したが、百貨店でのイベントなどが奏功して1%の増収を確保した。営業利益は24%増の18億8500万円。独子会社で商品数を減らしたことで、生地の購入先や加工委託先を集約できた。同子会社で前期に実施した人員削減により販管費の伸びも抑制。売上高総利益率は0.8ポイント改善し、53.6%になった。経常利益は39%減の10億2900万円。円高で為替評価損8億円が発生した。米国の婦人服販売会社の株式売却に伴い出資配当金約10億円を特別利益として計上し、最終増益を確保した。