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2022.06.26
全54件 (54件中 1-10件目) Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
テーマ:暮らしを楽しむ(359931)
カテゴリ:Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
![]() 先日、長女の一人部屋設置の為、書斎を追いやられてしまった僕ですが、 一応このように、別の部屋に机だけは死守しました。 僕は、ここでブログなどの、趣味の執筆をします。 仕事場でもそうなのですが、机の上にやたらと物がある状態が苦手です。 机の上が散らかると、頭の中も散らかります。 なんかこう、頭の中にハツカネズミが走り回っているようで、ワチャワチャするのです。 ![]() ちなみに、これは今朝の長女の机。 「片付けなさい」と注意をしても「触らないで。描いている最中だから」と言って聞く耳を持たねえ。 親の欲目ながら、個性的な絵を描く長女ですが、いやはや、それにしたって、これはどうなの? こんな状態で、よく描けるな、おい。と逆に関心をしてしまう。 ![]() ついでに、これは、妻の竹細工の作業場。 普段は、綺麗好きで、几帳面で、潔癖症の妻ですが、創作中は、ご覧の通り。 足の踏み場もありゃしない。 ![]() ……次女の机。 う~ん、特にこれといった創作活動をしている訳ではない筈なんすけどね。 なぜ、こんなに散らかるかね? 君は、あれかね、机の上でズボンを脱ぐのかね? まあ、しいて言うなら、最近は自らを作品として見たてているご様子で、 髪型にこだわったり、お化粧の真似事をしたり、多彩なマニュキュアを塗りたくったりしておられます。 小二ながら、女子力無限大の次女姫です。 ![]() 殺人現場かよ! ![]() なんかもうすんげーカッコでボディーケア中のウリちゃんの画像を眺めながら、本日はここまで。 それでは皆様、よい家曜日を。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
最終更新日
2022.06.13 07:19:26
2022.05.29
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カテゴリ:Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
土曜日に無事に運動会も終わりました。
GS姉は6年生なので小学校最後 にしても早い!早すぎる!! 子供の成長はマッハですな 話は変わってちょくちょく出てくる竹 大物を作るべく材料作りを再開 まだまだ初心者ゆえ焦らずゆっくり丁寧にを心がけて材料をこしらえます。 竹の材料作りは結構大変で腕が痛いし身体はバキバキになるし 編み始めても編目に酔うし 1人前になるには竹割り3年、編み8年。なーんて言ったりします。 これ毎日やっての話だかんねー (ひーーーー) でもさぁ 編み上がっていくときの愛おしさはたまんない
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2022.05.30 07:14:02
2022.05.21
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カテゴリ:Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
![]() こにゃにゃちは。 今日と明日は、Q輔が書きますよ。 あ、さて。 やたら首を傾げる人が苦手です。 あれさ~、結構多くの大人が無意識にやってるけど、悪い癖だと思うよ。 僕はプライベートで友人と飛べる人は、広義に捉えても、かろうじて妻がそれに該当する程度に、実に交友関係に乏しい男であるので、この場合の「やたら首を傾げる人」とは、主に仕事で接する人のことを指すのだけれど。 こちらが何かを説明している最中、説明が終わった突端、無言で首を傾げられるとね、やっぱ、なんちゅーか、説明をしている方はやり切れんね。日々精進だと自分を戒めつつも、正直言ってゲンナリする。 「ああ、私という人間はどうしてこう理解力の無い人間なのだろう」と自分自身の愚かさに首を傾げているのであれば、それはもう筋が違えるほど傾げっからかして頂ければ結構なのだが、まあ、十中八九このタイプの人は、相手の説明力であったり語彙力を疑っていますね。 この手のタイプがさらに面倒なのは、逆に自分が誰かに何かを説明する立場になると、今度は自分が説明をしている相手に対して首を傾げるのね。「まったく私がこれだけ丁寧に説明しているのに、なんて理解力がないのだろう」というアピールなのかね。 説明をされる立場では、相手の説明力に首を傾げ、 説明をする立場となると、相手の理解力に首を傾げる。 相手が誰であれ、議題が何であれ、首を傾げている。 ……ね、そういうことです。申し訳ありませんが、そういうことなのです。 言わずのがなのことであるが「自分は頭が良い」と根拠なき自信を持っている人にこのタイプは多いな。 己の理解力や説明力を少しは疑ってみるという簡単な選択肢がないのだ。だから無意識に相手に首を傾げてしまう。 僕だって何かに疑問を感じた時に、首を傾げる仕草をしている自分に気付くときはありますよ。 但し、人前ではやらないように注意しています。あれ程の「静かなるマウント」は無いと思っているから。 世の中には、何かに疑問を感じた時に、無意識に首を傾げる仕草をする人はいますが、何かを理解しようと真剣に考えている人に、首を傾げている人はいません。相手の説明を何とかして理解しようと努力している人に、首を傾げている人はいません。速やかに答えを導き出そうとしている人は、いつまでも流暢に首なんぞ傾げていないのです。 首を傾げている状態とは、実はその時点では一切の思考をしていない状態。一見してさも何かを考えているように見えますが、ふたを開けてみれば完全なる思考停止状態。ただもう呆けたように「分からない。分からない」と滞っている状態。 要するに「首を傾げている人」は、モノゴトを懸命に理解しようという努力に踏み込むのが、他の者より首を傾げているタイム分、だらだらと遅いのです。 頭が良いとか、悪いとかの問題ではないのです。 相手の説明を速やかに理解しようという努力に踏み込んでいるか、否かが問題なのです。 だから僕はやたら首を傾げる人が、どうしても苦手です。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
最終更新日
2022.05.21 18:19:41
2022.03.03
テーマ:暮らしを楽しむ(359931)
カテゴリ:Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
![]() 耳かき好きの妻にもてあそばれている僕を長女がスケッチしましたよ ……痛いね。 ……たまらなく痛いのだね。 可哀そう! 自分が可哀そう! ……妻よ、もう僕をもてあそぶのはおやめくだされ。 ![]() 今日は楽しい雛祭り。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
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2022.03.03 18:14:05
2022.02.27
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カテゴリ:Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
実は、義父の体調が芳しくありません。 コロナ自粛で、けっこー家にいて、ふれあう時間が増えたからかなあ。 あらためて、娘たちが、カワイイのである。 長女、小学校五年生。次女、小学校一年生。 これはちょっと、早いとこ彼女たちに反抗期を迎えてもらって、 さっさと悪態をついてもらって、ガン無視してもらって、 ウザっとかキモっとか吐き捨ててもらったほうが、どうやら自分の為に良いのではないか? このままでは、そのうち娘たちに骨抜きにされてしまう。自分がダメになってしまう。 我ながら、そう心配になるほど、何や知らんけどカワイイのである。 いすれ結婚? どこぞの馬の骨にくれてやる? ないないない! そんなこんなで、最近ちょいちょい義父の気持ちを察するようになったのである。 義父は、僕に負けず劣らず偏屈な人間であるが、 出会った頃、ザ・社会のクズだった僕を、何故かとても寛大に受け入れてくれた。 もしもの話。年頃になった娘たちが、若き日の僕を、父である僕の前に連れてきたら…… ああ、胸が痛い。なんでもいいから錠剤欲しい。瓶ごとカラカラっと飲み干したい。 僕には、とても義父のような広い心はない。 いまだにとても苦手な義父だが、その点で尊敬し、一生頭が上がらない。 義父に初めて挨拶に行った時、僕はフリーターだった。 ちなみに、僕と妻は六つ年が違う。 妻は、高校を卒業したばかり。 「ちーっす! 娘さんと結婚を前提につきあっちゃてまあーす! ぽっくん、フリーターさんず! てか、今のバイトも先輩気に入らねーから辞めましたあー! 現在、バリバリ無職どえーす!」 てな感じで、元気いっぱい挨拶したと思う。 その時、義父に、 「おま、いい度胸してんな。度胸だけは買ってやる。 おまえに、ひとつだけ、いいことを教えてやろう。定職に就け」 つって、言われて、 「んーだよ、定職に就かなきゃ、娘くんねーのかよ。ったく、ケチくせーオヤジだぜ」 つって、内心思って、 その内心が明らかに顔に出ちゃっている僕に向かって義父が、 「おい、メシ行くぞ!」 つって、これは罰ゲームかしらんちゅうぐらい、たらふく焼肉を喰わされた。 思えば、義父、心が広かったねえ。 これ、僕だったら、横綱ばりのシコ踏んで、大量の塩撒いて追っ払ったと思う。 しぶしぶ就職した僕は、それから約一年後。 「お義父さんのおっしゃる通り、定職に就きました。 さあ、パパさん、娘さんを僕に下さい。ほら、下さい。とっとと下さい」 つったら、義父、しばらく考え込んだ後、 「……分った」 つったんだよ。 いやいやいや! 甘いっつーの! 僕みたいなダメ人間に、大事な一人娘あっさりやるなっつーの! いやー、義父ってば、心広いよねえ。 僕なら、戦う! 鈍器のようなモノで、相手にとどめを刺す! 「で、式はいつ挙げるんだ?」 なんつって、その後の話の流れで、僕のパピーが聞くから、 「結婚式を挙げる気はさらさらナッシングでありんす! だって、僕たち、お金ないんだもーん!」 なんつって、ダディーに元気ハツラツと答えたら、 「なめてんのか!」 何だか知らねーけど、先程と打って変わって、すんげー怒られちゃって。 「おまえら、結婚は、二人だけのためにするもんじゃねーぞ!」 とか何とか、こんこんと説教されちゃって。 「えー、うそーん、まじー? まじっこマジマジー? 式って挙げにゃならんの? だりー。また金貯めにゃならんがや、また働かにゃならんがや、ちょーだりー」 つって、その内心が顔に出まくっちゃってる僕に向かって義父が、 「おい、酒呑み行くぞ!」 つって、しこたま飲まされて、僕、べろんべろんになって。 んで、義父が今晩泊まってけっつーから、まだ十代の妻の部屋の、妻のベッドで二人で寝て。 いやー、義父ってば、まじ、心広いねえ。 これ、僕だったら、一晩自分と添い寝の刑だぜ。 さらに二年後。 式の日程が決まったので報告に行った時。 「ちなみに、新婚旅行はどこ行くんだ?」 ちゅうから、 「新婚旅行の予算は今はないので、式が終わって半年後ぐらいに、ディズニーランドに行こうと思っとります!」 「で、で、で、ディズニーランド?」 「はい、深夜バスの日帰り格安ツアーで!」 つったら、義父、 「情けなくて、涙が出る。かりにも俺の娘の一生に一度の……」 と、途中まで言いかけて、 「……まあいい。おい、Q輔、メシ喰え。酒呑め。我が息子よ、今日はとことん俺に付き合え」 だってさ。 そんなこんなで、今に至る。 あの時の義父の、呆れたような、諦めたような、 そして、どこの馬の骨とも知れぬ頼りない義理の息子候補を、どこか慈しんでくれているかのような、 あの表情が、今も忘れられない。 娘たちが、カワイイてしゃーない。 長女、小学校五年生。次女、小学校一年生。 僕も、いつか愛する娘を馬の骨にくれてやる時は、 あの日の義父のようにこれでもかと複雑な表情を、 せめてもの腹癒せに、 メシと酒と共に喰らわせてやろうと思っている。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
最終更新日
2022.02.27 21:16:07
2021.12.01
テーマ:暮らしを楽しむ(359931)
カテゴリ:Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
最終更新日
2021.12.01 19:14:22
2021.10.27
カテゴリ:Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
![]() キリストにはユダ。釈迦にはダイバダッタ。なんて言葉が昔からあるっす。 要するにその者に苦難や災いを与える存在のことを揶揄する言葉だ。 裏切り者。背信者。加害者。プレッシャー。ストレス。どうしても相交われない存在。 あなたにとってのユダは何? ダイバダッタは誰? まあ、仕事で、家庭で、友人関係で、そりゃあ、ユダやダイバと相交わらないにこしたことはないが、 だがしかし、あくまで僕のばやい、これまでの人生を振り返ってみると、 自分にとってのユダやダイバが、容赦なく苦難や激務を与えてくれた時期が、 自分の人生の転機や躍動期と重なっているという事実は、これ否めないのである。 人が著しい成長をしている時期って、その周りには何かしらのユダやダイバの存在があるものっす。 ユダは、自分が生涯をかけて漠然と求め続ける答え、その答えを解く算式の手がかりを与えてくれる。 ダイバは、相手に嫌われ疎まれながら、その相手の内面に潜む諸悪をあからさまに炙り出してくれる。 汝の敵に熱烈キッス。汝の敵に心よりの感謝を。 ま、十分に感謝した上で、徹底的に戦えばよい。完膚なきまでにフルボッコにすればよい。 だから僕は、どちらかと言うと、嫌いな人や苦手な人が職場にいても、ごく普通にしゃーしゃーと仕事が出来るタイプです。 ちなみに僕は決して強い人間じゃないっすよ。そもそもは弱い人間の代表みたいなヘッポコ野郎です。 ただし、相手のことが、嫌いだから、苦手だから、仕事が上手く行かないという結果も、そりゃ確かにありますが、 相手のことが、嫌いだから、苦手だから、まったく違う人間だから、距離を取りたい存在だから、 時にとんでもない化学反応で、仕事がすこぶる上手くことがある。経験上そのことを知っているだけです。 故に、そういった優秀なユダやダイバと出会った時は、泣きたい反面、内心ワクワクしている自分がいます。 家庭も同じなり。 軸の部分では絶対に相交われない者同士が協力するからこそ、家庭経営は上手く長く続くのかもしれません。 汝の敵に熱烈キッス。汝の敵に心よりの感謝を。 キリストにユダ。 釈迦にダイバダッタ。 そんでもって、これからも、Q輔にはU子なのであります。 ![]() にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
最終更新日
2021.10.28 10:53:46
2021.09.29
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![]() 長女作。 ![]() 長女作。 やっとかめやの。ちょ、聞いてちょーすか。きんのうの晩さ、十歳の長女をホステス代わりに、自宅で晩酌しとったらさ、何とは無しに「卵が先か、鶏が先か」っちゅう、どえりゃー哲学的な話題になったでかん。卵が鶏無しに生じ得ず、鶏が卵無しに生じ得ない場合、最初に生じたのは、さあどっちだて? っちゅう因果のジレンマだがや。頭、ちんちこちんになってまうぎゃ。でさ、おみゃーさんは、どう思っとらっせる? って長女に聞いたったらさ、長女のやつ、即答で鶏だっちゅーがや。 「君は、何故に鶏が先だと思うのかな?」 「だって、卵は、温めてくれる鶏がいないと、ふ化しないでしょう? つまり、卵が先の場合、その卵から鶏を誕生させることは無理。だから鶏が先」 まーかん。信じれん。いっちょ前のこと言っとらっせる。ついこなーだまでオムツしとったガキが何だて。ほんでも、ほやの、おみゃーさんの言う通りやの。わし、不意に腑に落ちたでかん。ほんでも一応大人として、あえて反論しとったろかしゃんと思って、わし、あえて反論しったったんだわ。 「でも例えば、その卵を温めるのは、必ずしも鶏でなくてもいいよね。ふ化させるのは、たまたま他の動物でもいい。たまたま人間でもいい。更に言えば、温度、湿度、外敵から身を守る環境、自然界で奇跡的に自力でふ化出来る条件さえ揃っていれば、鶏も他の動物も人間もいらない。故に卵が先であるとう可能性も、これ完全には否めない」 うっひょー、言ったった―! 大人としてバシッと論破したったー! つって、わし、焼酎あおって悦に浸った。ほしたら、長女のやつ、ちゃっとわしの目え見て、こう言わっした。 「じゃあ、パパの考えを聞かせて。卵が先? それとも鶏が先? さあどっち?」 だもんで、わし、苦し紛れにこう答えた。 「卵はヒヨコの前、鶏はヒヨコの後。現段階で少なくともこれだけは真理だと言えるね」 「パパずるい!」 ほーや、パパはずるー生き物だで。信じれーん。今頃気付いたんきゃ? 遅すぎーん? ![]() 長女作。 ![]() 長女作。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
最終更新日
2021.09.29 21:26:35
2021.09.27
テーマ:暮らしを楽しむ(359931)
カテゴリ:Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
![]() 今日は久々に会社まで徒歩で通勤した。片道一時間十五分。なかなかの運動である。それから、午前中は古い日本家屋の床下に半日潜って這いつくばって漏水調査。服も顔もパッフパフに埃まみれになった。飯時(めしどき)。いつになく腹が減っていた。いつもの昼めし、妻が握ったおにぎりひとつではとても足らないので、帰社がてらたまたま現場の目の前にあった業務用スーパーに立ち寄って、カップラーメンを買うことにした。会社に帰ってポットでお湯を入れて食べようと思ったのだ。 平日の昼間だというのに、その店はとても繁盛していた。業務用スーパーなので他の客は漏れなく大量の食材をガゴいっぱいに入れてレジに並んでいる。そんな中、僕は見たことも聞いたこともない怪しげなメーカーの、超安価なカップラーメンをひとつ手にして、レジの行列に並んでいた。何も恥じることはない。カップラーメンただひとつとはいえ客は客。お客様は神様だ。俺様は神様だ。他の多くの神様に紛れ、そう静かに強がりつつ、でもやはり、何だか居たたまれなかった。 78円です! レジのお姉さんが、大声で少額を叫ぶ。……なんかもう、すみません。100円玉を一枚トレイに置く。12円のお返しです! やめてよもう。なぶらないでちょうだいよ。そんな慈悲無きラリーの後、僕はレジのお姉さんに乞うた。 「あの、すんません。お箸下さい」 「かしこまりました。お箸は一善でよろしいですか」 「は?」 「お箸、一善で、よろしいですか」 「……はあ、一善でよろしいです」 レジのお姉さんから一善の割り箸を貰い、それを超安価なカップラーメンの上に添えつつ、僕はその業務用スーパーを出た。 帰社するまでの運転中、僕は熟考した。僕は先程のレジのお姉さんの言葉が妙に引っ掛かり、考えているうちにホットプレートがじわじわと熱を帯びるように、だんだんと腹が立ってきた。 カップラーメンただひとつを購入の際に「お箸を下さい」とお願いしたのだ。したがって、お箸は一善に決まっているではないか。何でじゃ。何であえて僕にお箸の数を聞いたんじゃ。僕、そんなに割り箸を欲しくて欲しくてたまんねー顔をしていたか。それともあれか、あのレジ打ちはあれか、僕が家に帰って腹を空かせた家族と一緒に一杯のカップラーメンをむさぼり喰うとでも思うたか。一杯の掛けそばじゃねーぞバカヤロー。埃にまみれた薄汚い作業着の僕が、そんなに貧乏ったらしく見えたんか。78円のカップラーメンを一個だけ買いに来るような客には、お箸を二膳三善と進んで恵んでやれってか。 会社に帰った。下駄箱の横にある姿鏡の向こうに、埃まみれでカップラーメンを手にしたみずぼらしい中年男が一匹立っていた。 思わず、お箸をもう一善、恵んであげたくなった。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
最終更新日
2021.09.28 16:07:18
2021.09.26
テーマ:暮らしを楽しむ(359931)
カテゴリ:Q輔。「家」とは「ホーム」のこと。
![]() 車に興味がない。 車種ごとの名前と価値に極めて疎い。 麻雀、トランプ、花札、ルールを知らない。 競馬、競輪、競艇、やらない。 宝くじ、買ったことない。 株、投資、仕組みが分からない。 パチンコ、スロット、不毛に思う。 草野球、フットサル、やらない。 サーフィン、スノボ、やったことない。 ゴルフクラブを握ったことが無い。 アウトドア、興味あるけど、莫大なお金が掛かりそうで怖い。 ファッション、十代はかなりこだわったが、今は興味無し。万年ジャージとステテコ。 美容院、行かない。自分でバリカンで丸刈りにしている。 スナック、キャバクラ、生理的にどうも苦手。 酒の席、本当は苦手。 グルメ、妻の作った料理が好き。 高校の卒業式、面倒くさいから出なかった。 成人式、面倒くさいから家で寝ていた。 同窓会の類、出席したとこがない。 結婚式、身内だけの地味婚。 新婚旅行、結婚して半年後にギュウギュウ詰めの深夜バスで日帰りディズニーランド。 友人、極めて少ない。 親戚付き合い、ほぼ無し。 テレビゲーム、子供の頃やってすぐ飽きた。 インターネットゲーム、やったことない。 テレビ番組、妻が録画したバラエティー番組を観る。 野球、サッカー、一試合最後まで観れたことが無い。 収集癖、無し。 物への執着、無し。 金への執着、無し。 クレジットカード、無し。 レジでやたら聞かれる何たらカードの類、一切持たない。 インターネットで買い物をしたことが一度も無い。 海外、行ったことがない。 行きたいとも思わない。 おま、生きてて楽しいか? おま、もうちょい、がんばれよ。 内なる僕が、僕に言う。 お前もがんばれよ。 内なる僕に、僕が言う。 にほんブログ村 ↑ポチッと一枚! ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村
最終更新日
2021.09.26 19:06:06
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