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家曜日~うちようび~

2020.12.04
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【原始人の会話①】

草原で焚火を囲み語らう原始人A・B・C。

原始人A 「あのさ、僕、思うんだけどさ」

原始人B 「ウホ?」

原始人C 「ウホ?」

原始人A 「僕ら今さ、ウンコとか、道端でしてんじゃん、あれってどうなの?」

原始人B 「え、何、何、あらたまっちゃって。てゆーか野グソって、僕らの常識でしょ」

原始人A 
「今さ、怖い病気が流行ってんじゃん。いっぱい人が死んでんじゃん。伝染病っつーの?
これ、野グソが原因だと思うんだよね。よくよく考えたら野グソって、ものすげー不衛生じゃね?」

原始人C 
「たしかにそーね。てゆーか、そもそも人前でお尻丸出しで脱糞ってどーなのって話よね。
やっばい、私、ちょー恥ずかしくなってきたんですけど」

原始人A
「だからさ、これからは排泄行為は限定した場所で隠れてするようにしねえ? さしあたってその場所を【トイレ】とでも呼んでさ」

原始人B
「俺はそんなの認めねーよ! 俺はこれまで通り、好きな時に好きな場所で脱糞するからな!
だいたいトイレの効果だって限定的なものだろ!このトイレ脳!」

原始人A 
「いつの時代もいるよね、こーいうヤツ。てか、ほっといて、先ずは始めてみようぜ」

原始人C 「ウホ」

こうして人類は、いつしかトイレで排泄をするようになった。
その結果、伝染病の死者は減少したという。
やがてトイレは人類の文化や常識として根付き、
例えば、まわりに誰もいない無人島のような場所であっても、
ごく自然な行動として、限定した場所で隠れて排泄をするのである。



【原始人の会話②】

草原で焚火を囲み語らう原始人A・B・C。

原始人A 「あのさ、僕、思うんだけどさ」

原始人B 「ウホ?」

原始人C 「ウホ?」

原始人A 「僕ら今さ、全裸で生活してんじゃん、これってどうなの?」

原始人B 「え、何、何、あらたまっちゃって。てゆーか素っ裸って、僕らの常識でしょ」

原始人A
「今さ、怖い病気が流行ってんじゃん。いっぱい人が死んでんじゃん。流行り風邪っつーの?
これ、全裸が原因だと思うんだよね。よくよく考えたら全裸って、ものすげー不衛生じゃね?」

原始人C 
「たしかにそーね。てゆーか、そもそも人前で乳放り出して生活ってどうなのって話よね。
やっばい、私、ちょー恥ずかしくなってきたんですけど」

原始人A
「だからさ、これからは動物の毛皮や植物の繊維を身にまとうことにしねえ? さしあたってそれらを【服】とでも呼んでさ」

原始人B
「俺はそんなの認めねーよ! 俺はこれまで通り、すっぽんぽんのぶ~らぶらで生きていくからな!
だいたい服の効果だって限定的なものだろ!この服脳!」

原始人A 
「いつの時代もいるよね、こーいうヤツ。てか、ほっといて、先ずは始めてみようぜ」

原始人C 「ウホ」

こうして人類は、いつしか服を着るようになった。
その結果、流行り風邪の死者は減少したという。
やがて服は人類の文化や常識として根付き、
例えば、まわりに誰もいない無人島のような場所であっても、
ごく自然な行動として、服を着て生活するのである。



【原始人の会話③】

草原で焚火を囲み語らう原始人A・B・C。

原始人A 「あのさ、僕、思うんだけどさ」

原始人B 「ウホ?」

原始人C 「ウホ?」

原始人A 「僕ら今さ、素顔で生活してんじゃん、これってどうなの?」

原始人B 「え、何、何、あらたまっちゃって。てゆーか素顔って、僕らの常識でしょ」

原始人A
「今さ、怖い病気が流行ってんじゃん。いっぱい人が死んでんじゃん。新型コロナウイルスっつーの?
これ、素顔が原因だと思うんだよね。よくよく考えたら素顔って、ものすげー不衛生じゃね?」

原始人C 
「たしかにそーね。てゆーか、そもそも人前で顔面むき出しってどうなのって話よね。
やっばい、私、ちょー恥ずかしくなってきたんですけど」

原始人A
「だからさ、これからは口元を布で覆い隠すことにしねえ? さしあたってその布を【マスク】とでも呼んでさ」

原始人B
「俺はそんなの認めねーよ! 俺はこれまで通り、むき出しのツラ晒して生きていくからな!
だいたいマスクの効果だって限定的なものだろ!このマスク脳!」

原始人A 
「いつの時代もいるよね、こーいうヤツ。てか、ほっといて、先ずは始めてみようぜ」

原始人C 「ウホ」

こうして人類は、いつしかマスクをするようになった。
その結果、新型コロナウイルスの死者は減少したという。
やがてマスクは人類の文化や常識として根付き、
例えば、まわりに誰もいない無人島のような場所であっても、
ごく自然な行動として、マスクを装着して生活するのである。


ちなみに、会話の①と②は、ネアンデルタール人あたりの原始人を想定して書いた。
また、会話③は、数万年後の未来人から見た我々現代人を想定して書いた。
我々が、ネアンデルタール人も、クロマニョン人も、北京原人も一括りで「原始人」と呼ぶように、
数万年後の未来人から見れば、ネアンデルタール人も我々も所詮は一括り。
サルが二足歩行をはじめて間もない時代の、同じウホウホ扱いであろう。

酷な話かもしれないけれど。

一度排泄を覆い隠した以上、人がそう簡単に野グソフルライフに戻れないように。

一度服を着てしまった以上、人がそう簡単に全裸フルライフに戻れないように。

一度マスクをする生活が定着してしまった以上、

現実問題、そう簡単にノンマスクライフなんて戻ってこないと思う。

良くも悪くも、この新型コロナウイルス禍において、我々は、他人の吐く息の恐ろしさに気が付いてしまったのだ。

例え新型コロナウイルスが完全に終息したとしても、恐らくマスクや消毒の文化は根付くと思われる。

泣くな。喚くな。

で、あるならば、したたかに進化あるのみ。

お前さんはひょっとして、我々が人類の最終形態であると思うたか? 

そいつぁ~おこがましいにもほどがある。

お前さんはひょっとして、今を末世と嘆いているのか? 

そいつぁ~おこがましいにもほどがある。

しょせんウホウホ。

まだまだウホウホ。

僕らは、今だ、進化の途中なのだ。



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最終更新日  2020.12.05 07:11:30
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