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家曜日~うちようび~

2020.10.18
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もう何年も友達と会っていない。
もう何年も会っていない人物を、こちらの心象的都合で勝手に友達と呼び続けてよいのか?
そればっかりは当の本人たちに直接聞いてみないと分からないのだけれど。
僕はといえば、かつて彼らと原っぱで、草や木を石コロですり潰して遊んだ青臭い時間の、
その原色の青の真っ只中にあっても、
「ねえねえ、僕と君って友達だよね?」なんちゅう~青汁ほとばしる質問は、
僕が僕であるために絶対してなるものか!と心に決めて生きてきたし、これからもおそらく出来っこないし。
オイよお。たまには飲もうぜ。おごるぜ。
昔話にぱっと花を咲かせ、差し向かいで冷やのポン酒をぐびりぐびりといこうじゃねーか。
なぁ~んて有難いお誘いは、かつても今も、無いわけでは無いのであるが、
また、ただ酒というジャンルの酒は、極めて飲酒欲求をそそる酒なのであるが、
僕は会わない。会えない。
それは何故かってえと、
例えば友人知人が結婚したとか死んだとかの、のっぴきならぬ事情で、
かつての友達が集うこと絶対不可避なタイミングがあるよね。
そういった場で、共有出来なかった今日までが醸し出す違和感にギクシャクしながら、
それでも酒など酌み交わし何気に会話を弾ませていると、
その友達は、必ずしみじみとした口調で僕に「お前は変わった」と言うのです。
もしくは「見失った」「染まった」「売った」「踊らされた」などの類語です。
そんな時、僕はしどろもどろになって1000の弁解をするのであるが、
それ分の1も相手に理解を得られず仕舞いで、結局二度とその友達とは会わなくなるのだ。
やりきれない。
かつて彼らと過ごした黄金の日々は、僕の記憶の中ではセピア色の画像として輝いている。
動画のように決して動かない、その静止した記憶の画像の断片たちは、
色あせたセピア色をしているにもかかわらず、何故か眩しく輝いているのだ。
不用意に出会った途端に、静止したセピア色が、突如極彩に色づき動き出すような。
そして、その動画フィルムはぢりぢりと焦げ、煙を立て、ぶちっと引きちぎれ、
あとは、アナログテレビの深夜の砂嵐のように何も映らなくなってしまうような恐怖がある。
まったくもって、やりきれない。
だから僕は、あえて古い友達との集いに出向くことはないし、
同窓会などのお誘いも丁重にお断りし続けている。

まったく、この後ろめたさの正体は何だろう?

もう何年も友達と会っていない。
もう何年も会っていない人物を、こちらの心象的都合で勝手に友達と呼び続けてよいのか?
それでも友よ。
友達よ。
かつて僕たちは、変わり続けていた。
毎日、毎時、毎分、いや秒速で変化を続けていた。
僕は何も変わってなんかいない。
君たちが、いつの間にか放棄してしまった「変化」という行為を、
僕は今も懲りずに続けているだけだ。
節足動物の昆虫類や甲殻類が変態をするかのような毎日のなかで、
確かに僕は、大切なことを見失い、社会に染まり、魂を売り、時代に踊らされてきた。
それでも僕はこれからも変わり続けようと思う。
いつかもっと大切なことを見付け、社会を彩り、不屈の魂を持つ、時代の作り手になりたいから。
変わり続ける者でありたい。
この気持ちは、昔からずっと変わっていないのだ。



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最終更新日  2020.10.19 06:52:01
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