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カテゴリ:仕事
最初に撮影を依頼された物は、グーテンベルグが活版を組んで作った版が1枚だけ納められている革装の大きな本でした。レプリカとはいえ良くできているなぁと興味津々で眺めていると、その横にある説明書きのプレートには「四十二行聖書・原葉1枚・1455年頃」と書かれてありました。これは約550年前の本物! 資料室担当の方がガラスケースから大事そうに取り出して、黒い布を敷いた床に置いて撮影開始。ほんの少しなら素手で触ってもいいですよ、と承諾をいただいたので撮影を依頼したカメラマンさんと私は恐る恐るその本の角を持って少しづつ動かしてはアングルを決め、撮影が終了しました。 撮影に使用したカメラは「Canon EOS 5D Mark II」と言う、なんかすごいカメラでした。アップした画像には写っていませんが、うっすらと指紋らしきものや小さな小さな虫の死骸のようなものまで写っていました。これはグーテンベルグさんの指紋とグーテンベルグさん家にいたノミか蚊かも知れません! いや多分違うでしょう…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
すごいですね。いずれにせよ、本物に触るのはなかなか出来ないことです。
虫の死骸はともかく、指紋はひょっとしてグーテンベルグ本人のものかも(笑)。 (2010/10/01 10:27:57 PM)
よくよく考えてみると、印刷されている部分すら消えかかっている箇所があるので、うっかり付いた当時の指紋など残っているはずなどないですよね。でも歴史的ロマンと言うことで…(^^;)
(2010/10/02 12:16:38 AM)
全く同感です。なにかしらの保存処理がされているのか、係員の方に質問してみるべきでしたね。この時は興奮していたもので…。
(2010/10/02 01:02:57 AM)
すごいですね。グーテンベルグの時代の蔵書に直に触れるとは!感動そのものですね。
それにしては保存状態が良いのでしょうか、時を超えて親近感さえ覚えます。よかったですね。(^-^) (2010/10/07 12:12:26 AM)
まさか仙台にこんなお宝があったとは驚きですね。表紙は傷んでいましたが、中はとてもきれいでした。
(2010/10/07 10:01:55 AM)
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