カテゴリ:診療
抗癌剤、放射線も使い方による
癌は治りにくい病気である事は誰もが認めることでしょう。 一般的な医療では、抗癌剤、放射線、手術がされます。 これによる改善率は3割程度でしょうか。 つまり、7割程度は何らかの理由で早期に亡くなってしまいます。 ブログを読んでいると、抗癌剤、放射線を否定する記事が多く、多くの方はその副作用の強さのため納得されていると思います。 普通に投与されると副作用はその通りです。だから代替療法は副作用も少なくて良いと支持されるのだと思います。 でもちょっと待ってください。 では代替療法でいったいどれくらい改善しているのでしょうか? 明確なデータを出している所はごく僅かで、あまりお目にかかりません。 大抵の場合、改善症例が出されるだけで、何例試みて何例改善したかのデータは出されていません。 多分、代替療法にての改善率は、3割を越えないのがほとんどではないかと思います。 1回、100万円以上使ってリンパ球活化して戻す免疫療法を受けたけれど効果なかった方もいました。 1回1万円以上の大量ビタミンC点滴を何度も受けたが効果無かった人もいました。 私も基本的には代替療法を勧める医師で、それで改善したり、治ってしまった例も経験しましたが、上手くいかなかった方も居られました。 代替療法でも効果が高いと言えない以上、私は抗癌剤や放射線治療をすることを選択された方には、それを否定せず、最大限のバックアップをしています。 バックアップとは、抗癌剤や放射線治療の副作用を抑えるべく漢方薬、生薬、サプリメント、気功、枇杷温灸、食事指導などしています。 それで、かなり副作用は抑えられます。 癌は治りにくい病気です。一般的な治療法、抗癌剤、放射線でも治りにくく、一方、代替療法でも高率に治るわけではありません。 抗癌剤、放射線の副作用を最大限抑えながら、その投与を受けることも選択肢としては有りですよとお伝えしたいのです。 ただし、病院の医師は現代医学の範囲内でしかしませんから、たとえ副作用を抑えていると言っても、その通りにしていたら物凄く苦しい状態に追い込まれるでしょう。 だから、抗癌剤、放射線はだめで、即、代替療法、副作用なし、バンザイ ではなく、 その間に、抗癌剤、放射線の副作用をできる限り抑えて、その治療を受けるという選択肢もあることを提言したいのです。 とくに抗癌剤、放射線で治る可能性あり、と判断され、代替療法をしたけれど効果が良くない場合は、この選択枝も捨てないで欲しいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年09月08日 09時26分21秒
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