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カテゴリ:コーチング・コミュニケーション
会社の同僚、T氏。
彼は真面目で学生時代は陸上で足を鳴らした 体育会系の人なのですが、 実は仕事では慎重に次ぐ慎重ぶりを見せています。 こう言っちゃあ何ですが、 『石橋を叩き続けて結局渡らない』人。 昨日もT氏ならではのリアクションがありました。 別に肩肘張ることのないミーティング。 そこで、ある仕事をどう役割分担するかを決めていました。 その仕事を言いだしたS氏に向かって 「じゃあ、『最高責任者』はSさんということで」 とT氏。 S氏「何だよ、その『最高責任者』って」 T氏「いや、こういうのは責任者をちゃんと決めてですね…」 まさやん「そんな肩肘張る必要ないんとちゃいます?」 で、ごにょごにょ話し合いが続き、また5分ほど経って T氏「…そういうわけで、責任者はSさんでしょうか?」 S氏(腕を組みながら苦笑) まさやん「というか、多忙なSさんに替わって、そこは僕が司るから」 T氏「ということは、責任者はまさやんですね」 まさやん「……あのね、Tさん。あなたの口から 『責任者』という言葉が、もう3回くらい出てるよ」 周囲はイライラしていたのですが、 僕は可笑しくってしょうがありませんでした。 T氏の異常なくらいの「誰が責任者か?」というこだわり。 しかも自分が責任者になろうとは決して言わない。 コーチングで扱う用語に「ビリーフ(信念)」 というものがあります。 その人にとって強く思うこと、譲れないこと。 T氏にとっては、 何か新しい取り組みをしないといけないときに 「責任者を設定しなければならない」 というビリーフがあるんです。 このビリーフは、 それまでその人が体験したできごとが もとになっています。 T氏の過去に、 大きくハシゴをはずされるような体験があったのかなぁ、 なーんて気になってしかたありません。 感情は、ひとを動かす お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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