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カテゴリ:読書・本
日記のタイトル、これは最近読んだ本のタイトルです。
先日、テレビ東京の『カンブリア宮殿』で著者の2人がゲストに招かれており、 この本の存在を知った次第。 著者の一人である見城徹氏は「幻冬舎」という新興出版社の創業社長、 もう一人の藤田晋氏は インターネット業界大手「サイバーエージェント」のやはり創業社長。 親子ほどの歳の差がある彼らは、起業し社長業を歩む同じ境遇の中で 生き方を共感し合った同士だ、ということで今回の上梓につながったんだとか。 その中でも幻冬舎社長の見城氏の主張は目を見張るものがあります。 本のタイトルにもなっている「憂鬱でなければ仕事じゃない」 というフレーズもその一つ。 つまり楽な仕事の仕方では、大した成果は上がらない。 1つの仕事に対して憂鬱な状況を3つくらい抱えているくらいが 後々の大きな成功を引き出す要素である、と。 迷ったときには引くのではなく、さらに前へ出よ、というのが言い分。 なるほど、と思いました。 僕が今取り組んでいる仕事も、 一進一退でなかなか上手くコトが運ばない状況があります。 ともすれば「もう、どうでも良いや」なんて、投げ出したくなることもある。 ただ、そういう憂鬱な状況を味わってこそ、 何とか次の段階へ踏み込もうとしている自分もいる。 会いたくない人に会って交渉し、苦手な計算をして稟議書を書き、 取締役会で評論家気取りの役員たちからあらゆる攻撃を受けつつも、 気がついてみれば次の段階へ進んでいて、 「おぉ、ここまでよく来れたなぁ!」と自分に対して感嘆しているわけで。 おそらく楽な状況で推移していたら、 得られた果実に対して、そこまで自分を褒めることはないでしょう。 「憂鬱じゃなければ仕事じゃない」 秀逸なフレーズだと思いました。 ほかにも 「かけた電話を先に切るな」 「切らして渡せなかった名刺は速達で送れ」 「行く気がないのに、今度、飯でもと誘うな」 「小さなことにくよくよしろよ」 「パーティには出るな」 「努力は自分、評価は他人」等々… 読むほどに団塊の世代・見城氏のパッションには気後れしてしまいますが、 しかしそこを若き藤田氏のフォローでうまく調和が取れている。 なかなか読ませるエッセイです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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