さて、今日はそばの食べ方について
あなたは、そばにつゆをたっぷりつけて食べる派?それとも、ほんの少し先の方だけつけてすする派?
そば切りが当時の江戸で大流行したというお話を昨日しましたよね。これに関連して江戸っ子気質をよく現しているたとえ話を本で読みました。
これが大変面白い!!
威勢よく暖簾をかきわけて入ってきた男が、「もりを一枚、急いどくれっ!」って注文する。蕎麦屋の主も心得たもので、さっと出す。
ずるずる、ずるずる、ずるずるっと三口でそばをすすり終えると、「勘定はここに置いとくぜぃ!」って言葉を残してさっと表へ飛び出していった。
当時の江戸っ子はせっかちで、見てくれのかっこよさ、気風のよさが身上でゆっくりしたのが性に合わない。でもそれがために痛い目に合うってこともずいぶんあったようです。
長屋のご隠居さんが、最後に本音を言って愚痴ったという落語の噺、ご存知ですよね。
これも負けず劣らず面白い!!
臨終まぎわのご隠居に何か言い残しておくことはないか、と問いただしたら
「最後に一度でいいから、つゆをたっぷりつけて蕎麦を食いたかった・・・」
そばの食べ方は人それぞれ、その人がおいしいと思う食べ方が一番おいしいのではないでしょうか。
ちなみに私は、たっぷりとつゆをつけて食べる派です。
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最終更新日
2005年08月22日 13時53分06秒
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