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本日も「人」シリーズです。昨日同様「人間修養の厚み」について話題にしたいと思います。
やはり日経より今日はスポーツ欄から、"スポートピア"と題するコラムに、プロゴルファーの杉原輝雄さんの手記が載っておりました。 先々週行われた中日クラウンズ50回記念大会に出場した杉原さん、この大会に連続出場50回ということは、第一回大会から毎年出場しているということ!! この位のレベルの方は、考え方からして違う。 まず、題目からして格の違いを歴然とさせる。 『成長と出場を重ね50年』 えっ!「成長」!? この方にして「成長」!? あのお歳で「成長」!?・・・!! 次に中身を読んでいきますと、 「・・・これだけ出続けられたのは、自分がどうこうしたという以前に、50回も試合をやってもらえたおかげ。主催者やスポンサーに感謝したい。」 言われてみれば、至極もっともなご発言ですが、このようなこと"しれっ"と言えといっても口に出ませんよ。連続出場の困難さについてのコメントが一番にでるのが人情というもの。やはり「人間修養の厚み」が並みのプロゴルファーとは違う。 「・・・青木功君や尾崎将司君をはじめとする大型選手の出現。そうした相手に対し、小柄な私は勝ちたい勝ちたいの一心で立ち向かっていた。・・・」 ・・・世界のアオキやジャンボを君で呼べる人、なるほどこの方ぐらいのものですよね。 「・・・さて、今年のクラウンズ。私は通産31オーバーで予選落ちした。・・・ファンの声援や最終ホールでもらった大きな拍手はありがたかった。『また来年も来て』という声には胸を打たれた。とはいえ感激の裏で、はらわたは煮えくり返っていた。年はとっているけどこんなもんじゃないぞ、と。51回目となる来年は体を立て直し、汚名返上したい。 」 赤文字にした最後の部分、皆さんはどのようにお感じになられますか? 囲碁で言えば、ひと目「300目の厚み」。このような方には"星目風鈴"つけても釣鐘つけてもかないません。 杉原プロ!プロ中のプロ!! ささやかではありますが、声援を送らせてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月12日 13時05分16秒
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