テーマ:楽天ブックスと私(736)
カテゴリ:本
「楽天ブックスと私」というお題でおススメの本を紹介したいと思います。 ウエブトピックスより 金正恩氏は「天才的人物」、北朝鮮当局が美化に必死 かの国の「放送正論」によれば、この方も父親と同様に不世不出の大天才ということらしいのですが、かの国では「正論」ってどのような意味で使われているのだろうかと不思議に思ったのは、私一人ではありますまい。 「政治、経済、文化だけではなく、歴史と軍事にも精通し・・・」までは、百歩譲ってよしとしても、「わずか2年の留学生活で英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語の4カ国語をマスターした」と具体的に数字まであげて示してあるのは、首を傾げざるをえません。 ただし、「放送正論」はマスターの程度についてまでは言及されていませんから、私でさえ「サンキュー」「ダンケ」「メルシー」「グラッチェ」ぐらいなら知っていますから、私も4ヶ国語をマスターしているといえばいえそうな気がします。 次に「海外留学で『米帝と帝国主義の列強』が起こした戦争を目撃」したということですが、この方はスイスに留学していたのではなかったのか?スイスは第2次世界大戦でも戦争に巻き込まれなかったと私は歴史で習いましたが・・・。いったいどこの国で戦争を目撃したというのだろう? 極めつきはこの部分。 「米穀協同農場を訪れた際、正恩氏は掲示されている標準肥料量表の間違いにその場で気付き、新たな形の微生物肥料を代案として提示した。これに従うと、翌年には1町歩(3000坪)当たり最高で15トンの稲が収穫できた」 つい先日、日本国内の高校の実験田で「日本記録を上回る10アール当たり1トン超の収量」が期待できるという報道を目にしましたが、面積の単位をそろえると3000坪で15トンは、10アール当たり1.52トンになりますから、日本の農業技術をはるかに凌駕する驚きの収穫高になりますね。 私は、その「微生物肥料」とやらよりも収穫した米を計量した量りに強い興味を引かれるのです。・・・かの国の食料不足が、この量りによりいっきに解消されることを願って止みません。 こうやってかの国のかの人の三男について、「放送正論」を読めば読むほど、かってかの人がやはり後継者としてデビューしたときのことを思い出します。 「放送正論」と同じことを親子3代にわたってやってきたのだということ、この本を読めばおもしろいほどよく分かります。おススメの一冊です。(ただし笑い過ぎには、くれぐれも注意が必要ですぞ。)
![]()
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月14日 06時36分27秒
[本] カテゴリの最新記事
|
|