カテゴリ:本
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この秋読んだイチオシの一冊ということなんですが、この方の場合一冊にならないので困ってしまうのです。この方とは現役の歯科医師の傍ら、時代小説を数多く手がけられている上田秀人。著作リストを見ると「竜門の衛」から始まり、「天主信長 われこそ天下なり」まで39作になります。今手にしている新作「お髷番承り候 潜謀の影」を入れて丁度40冊となりますね。 これを2001年4月から10年8月までの10年間で書いているのだから、本業の歯医者さんの方は大丈夫なのだろうかと思えてきます。 10年で40冊も世に出すなんて大変な創作意欲だと思いませんか? 何気に書店で「竜門の衛」と「神君の遺品」を手に取り、すっかり上田秀人にはまってしまった。以来楽天ブックスで上田の作品をすべて購入。つい先日新作「お髷番承り候 潜謀の影」を手したばかりです。
・・・えぇ~、書く方も書く方ですが、その40冊全作品を1年余りで読破する方もなかなかのものだと思ったりしませんか?(自画自賛!?・・・笑!) 上田の作品の楽しいところは、目付け、勘定吟味役、奥祐筆、天守番、闕所物(けっしょもの)奉行、果ては斬馬衆(ざんばしゅう)などといった当時の幕府役人にヒーローを置くところでしょう。もちろん正確な時代背景と推理小説を思わせる驚きのストーリー展開、ヒーローの剣捌きのおもしろさは言うに及びません。 今回のニューヒーローは、小納戸役(こなんどやく)月代御髪(さかやきおぐし)、通称お髷番。将軍のそば近くに侍り、将軍の身の回りの世話をするのが小納戸役、中でも毎朝将軍の髪を結う係りが、お髷番。 唯一将軍に刃物を持って近づくことが許されるお髷番、そのお髷番に抜擢された寄合旗本の次男坊深室賢治郎(みむろけんじろう)の活躍に胸躍ります。 この「お髷番承り候」シリーズが、5作、6作と続くことを期待します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年10月28日 14時42分15秒
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