カテゴリ:そばの雑学
そば屋のキツネとたぬきの違いについて、昨日は落語の稀代の名人の話をご披露したのでした。「たぬきそばのたぬきは、キツネ・たぬきのたぬきじゃなくて、衣ばかりのカスだから"たね・ぬき"っていう意味で、これを縮めた江戸弁でして・・・」と。 実のところ私は、てっきり甘辛く煮てあるうす揚げが入っていると「キツネ」と称し、天ぷらを揚げた時にでる天かす(揚げ玉)が入っていると、「たぬき」というものとばかり思っておりました。つまり東京に限らず、うどんでもそばでも「キツネ」もあれば「たぬき」もあると思っていたのです。 私自身いまだに少々混乱しておりますので、整理させていただきたいと思います。つまり東京ではこうですね。
ところが、大阪へ行くと、「キツネ」といえば、きつねうどん。「たぬき」といえば、いなりの入ったそば。天かすが入ると、うどんでもそばでも「ハイカラ」と頭につく。
私は富山県の高岡市に住んでいるのですが、地理的には北に寄っているとはいうものの丁度関東・関西の真ん中あたりになります。東京へも京都・大阪へもJRを利用して3時間余りで行くことができますね。 そうしますと、キツネとたぬきの名前の化かし合いの件は、当地は東にくみすることになるのでしょうか? だしもどちらかというと濃い口の関東風になりますが、同じ富山県の中でも高岡市のようにやや西寄りに位置するところは、だしの色も富山市と比べるとはっきりと薄いです。これがお隣の金沢へ参りますと、極端に薄口の京風を思わせるだしになってしまいます。 さらにだしのとり方では、「東の鰹節、西の昆布」といいますが、当地では鰹節と昆布両方混ぜただしのとり方をします。中間ということになるのでしょうか? 皆さんのお住まいの地方では、どんな具をのせてそばやうどんを食べますか?そしてそれを何と呼んでいますか?だしは何でとるでしょう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月08日 16時57分05秒
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