カテゴリ:ひとり言
今日は古きよき時代を今に伝える東京の銭湯、お風呂屋さんの話題。 浴槽から溢れんばかりにたっぷりと張られた白湯にゆったりと肩まで浸かり、壁に描かれた富士山の絵を眺める。 日本人はお風呂好き、江戸の昔から庶民の楽しみといえば、夕食前に銭湯へ行って浴びる一風呂と相場が決まっています。ところで銭湯といえば壁に描かれた富士山の絵が定番とされますが、東京の銭湯のうち8カ所では、北アルプス立山連峰が描かれているということご存知でしたか? 本日の日経コラム春秋より、 コラム氏は、「波打つ日本海を背景に走る新幹線。その向うには立山連峰がそびえ立つ。今週末に控えた北陸新幹線の開業より一足早く、こんな『風景』を眺められる場所が東京都内にある」と書いています。 どうして立山かといえば、銭湯の経営者に富山県ゆかりの人が多いからだというのです。 なるほど銭湯の浴場の壁絵は必ずしも富士山にしなければならないと決まっているわけではありませんよね。その壁絵が立山連峰をバックに路面電車が描かれているとしたら、思わず「おお~っ!」と声をあげたりしそうになりませんか? 富山市の助成を受けて、富山市物産振興会が実施するPR事業「ホットして富山市」が実施されたのは5年前のこと。銭湯の壁絵に立山連峰や路面電車、新幹線を書いてもらって、富山をPRしてもらおうというのが狙いです。 ちなみに立山連峰を富山県西部の雨晴海岸から見るとこうです。 どうです、富士山も立派ですが立山も息を飲むでしょ。 そして平成21年に開通した富山市内を走る路面電車セントラムは、ヨーロッパの中世都市を走る路面電車を彷彿とさせる近代的でシャープな形が特徴の車両で、今では鉄道ファンの熱い視線を集めている注目の電車です。 富山が良いところだというのは分かったが、東京のお風呂屋さんが富山県出身者かどうか分からないじゃないかという方に、お奨めの富山弁をひとつ教えて差し上げましょう。 暖簾をくぐって、「風呂入れてたぁ~れ(入浴させてください)・・・」と言ってみてください。番台に座るおばあさんかおじいさんがにっこり笑うようであれば、間違いなく富山県出身のお風呂屋さんです。(笑! 今度東京へ行く機会があったなら、ぜひ銭湯に立ち寄り一風呂浴びてみられたらどうでしょう。 そのときにはくれぐれも「風呂入れてたぁ~れ」をお忘れなく。(爆笑! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年03月10日 15時38分08秒
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