カテゴリ:ひとり言
昨今は、メールだのラインだのと何でもすぐに携帯やスマホを使って連絡を取り合う時代となり、手紙をしたためるということが少なくなって来ましたが、それでも改まって手紙を書くということがまったくなくなったわけではありませんね。 定型のように書かれる冒頭の時候のあいさつ文ひとつとっても、相手を気遣う繊細な気持ちがくみ取れるのは、日本の手紙ならではといえましょう。 今の季節なら、 「雨に濡れた紫陽花がよりいっそう輝いて見える今日この頃、・・・」 「朝顔市の季節となりました。・・・」 と書いてあるだけで、書き手の温かい気持ちが伝わり、読み手の心が和みますね。 私なら、「ビールがおいしい季節になってまいりました。・・・」などと書いて、ひんしゅくを買いそうですが・・・。(笑! 南北に長い日本列島に住む我々日本人は、めぐり来る四季の移ろいにとりわけ敏感な民族といえますが、季節に敏感なのは、何も人間に限ったことではなかったという話題。 ウエブトピックスより 魚も季節の移ろい感知、名古屋大研究グループ発表 記事によれば、鳥類や哺乳類など、決まった季節に繁殖期を迎える動物は、脳の中に季節を感じるセンサーがあるのだそうですね。人間も哺乳類ですから、やはりセンサーなるものがあって、季節を感じ取って、「ビールがおいしい季節になってまいりました・・・」などと手紙を書かせたりするのでしょうか?(笑! しかし、人間は決まった季節に繁殖するわけではありませんね。魚にまであるというセンサーと季節感の関係は、人間の場合あてはまるのかどうか疑問です。 確かに季節の移ろいを美しく感じるというのは、人間にのみ与えられた特権かもしれませんが、その代わりに季節の日照の変化を感じて、ムラムラとその気になるという野生的な一面を失ってしまったというのは、なんとなく納得出来るようで出来ないような複雑な思いがしないでもありません。( ← イエローカード! 爆笑! ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年07月24日 11時50分04秒
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