カテゴリ:ひとり言
ものの長さや量を表すのに我われはさまざまな単位を用いていますね。 長さなら「m」、重さなら「g」。時間なら「分」、「秒」といったように。では、「AU」と表記される単位って何を表しているかご存じでしょうか? ウエブトピックスより、「天文単位(Astronomical Unit、AU)」が新しく定められたという話題。 「1天文単位は1億4959万7870.7キロ」、国際天文学連合が新数値 私などに言わせれば、宇宙に散らばる天体の距離など、たとえどんな星の間の距離であろうとも「はるか彼方」で済むと思うのですが、天文学者の間ではそうもいかないのかもしれません。そこで地球と太陽の間の距離を1〔天文単位〕(今後AUと表記します)としたのは、素人から見ても合理的であると思われますね。 今までの距離に誤差が3mあったとかで、このたび決定された天文単位の長さは1億4959万7870.7キロメートル。 光が伝播する速度は、おおよそ30万Km/秒、太陽の光が地球に到達するまで8分20秒あまりと教わってきましたが、1AUが1億4959万7870.7Kmと決まったからには、これを使って太陽の光の伝わる時間を検証してみたいと思います。 光の速度を詳しく調べてみると、これが 299,792,485 m/s とありますから、 1億4959万7870.7Km × 1000 ÷ 299,792,485 m/s = 499.00 秒 = 8分19秒 ぴったり合致しますね。(合わない方がおかしいのですが・・・笑!) 光でさえ8分19秒かかるという1AU、己の歩幅と比べればとてつもなく長い距離に違いありませんが、そこに我々の命の源、太陽が輝いていると思えば、近いような気もしてきます。 ところが宇宙の果てしなさといったら、そんなもんじゃない。我々がよく耳にする1光年という単位。これは光が1年かかって進む距離ということですから、1AUに 8分19秒(=499秒)必要なのと比較すると 365日 × 24時間 × 60分 × 60秒 ÷ 499秒 = 63,198 倍 1光年は63,198AUという計算になります。 二十億光年の孤独に思わずくしゃみをしたのは、谷川俊太郎でしたね。 いくら同じ距離だとはいっても、「20億の6万3千198倍AU」の孤独では、数字が長くて原稿用紙に書ききれませんから、詩にはとてもなりませんでしょう。 ・・・くゃみどころかしゃっくりが止めどもなく出てきそうです。 いくら同じ距離だとはいっても、「20億の6万3千198倍AU」の孤独では、数字が長くて原稿用紙に書ききれませんから、詩にはとてもなりませんでしょう。 ・・・くしゃみどころかしゃっくりが止めどもなく出てきそうです。 ![]() にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月23日 20時35分25秒
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