カテゴリ:トピックス
どうして世界1位でなければならないのかと噛み付いてスーパーコンピューターの予算を仕分けてしまった烈女がいましたね。参議院議員を辞職されて東京都知事選に立候補されましたが、民意は現職知事の再選を選択しました。都知事になるには2位ではダメというわけですが、思いのほか票が伸びず3位に甘んじられたのではなかったか。 まあ、選挙の得票は多いに越したことはないにしても、気の弱い凡夫( ← 私のことです・・・笑!)などは、獲れるのであれば銀メダルより金メダルの方がいいに越したことはないと単純に思うのです。 ギネスの世界ってそういう人たちの思いが作ったものなのでしょ? ウエブトピックスより、 中国「世界最大のチャーハン」ギネス認定しません 規定違反の残飯処理「バレた」 世界の三大料理といえばご存知のとおり中華料理、フランス料理、トルコ料理。その筆頭格ともいえる中国料理を代表するチャーハンの量を競うギネスを、よりによってトルコが保持しているというのは、確かに中国人からしてみれば我慢のならないことなのかもしれません。 そこで4トンのチャーハンを炒めるには炒めたのですが・・・。 真っ先に思うことは、4トンものチャーハンをどうやって炒めるのかということ。素人がチャーハンを作ろうとすると、ご飯がベタベタになってしまうんですよね。かといって火を強くするとフライパンにくっついて焦げてしまう。 同時に配信されている写真をみると、大きな釜のような器に入れたご飯を4~5人がかりでスコップでかき混ぜている。これで上手く火が通るのかななどと心配が先に立ってしまうのですが、そんなことより作ったものは全部食べ切らねばならないというルールがあったとは知りませんでした。 普通我々が食べるチャーハンって量にしたらどのくらいなのだろう?200g~300gか? 250gとすれば、4トン × 1000キロ × 1000g ÷ 250g = 16000人前という計算になる。 ベタついてよく炒まっていないチャーハンなんてとても食べられたものじゃありませんね。もしかしたら16000人の人員を確保していたとしても、不味くて全部食べ切れなかったのではないか? 約150キロ分が「残飯」として養豚場に送られたことが判明し、食べ物を無駄にしてはいけないとの規定に違反しているということでギネス承認が取り消しされたのは、残念なことでした。 しかし、残飯とはいえ豚の餌にしたのなら決して無駄になっていないという気もしないでもありませんね。理屈好きの中国人のことです。食べるのがどうして人間ばかりと決まっているのだ。豚が混ざっていてもいいではないかと思ったかどうかは定かではありませんが、主催者や参加者にしてみれば胃腸ばかりではなく、精神面でもかなり消化不良だったに違いないと思うのです。 自他共に認める大国の威信にかけてもトルコの後塵に甘んじるのを潔いとしないというのであれば、今度は巨大なシシカカブに挑戦してみたらどう? 「酒とそばと」幻冬舎から好評発売中この度幻冬舎さんのご協力を得て、拙著『「酒」と「そば」と』を出版しました。このブログの酒とそばについて書いたものを加筆修正したものです。肩肘張らずに気軽にお読みいただけるエッセイ集です。 まず「はじめに」から、書店での立ち読み気分をお味わいください。 はじめに 小粋な蕎麦屋に入って、いきなり「天婦羅そばを一つ」なんて注文するのは、いただけませんな。まあ、うどん屋に入ったわけじゃないのだから、蕎麦屋に入ってそばを注文して何が悪いということになるのでしょうけれど。しかし、もしあなたが「そば通」と呼ばれたいのなら、そして真の「酒飲み」と呼ばれたいのなら、カウンターに座ってまずは厨房からこちらの様子を眼光鋭くうかがういかにも頑固そうな店主の視線を浴びながらも、店の雰囲気をしばし味わうようなそぶりを見せてから、おもむろにこのように言ってみたいもの。 「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」 そんな古き良き時代の蕎麦屋の流儀なるものについて書かれた本を、書店で目にしたことがありました。私がまだ高校に上がったばかりのころだったでしょうか。 ほぉ~、蕎麦屋とは、まず酒を飲むところだというのか。俺もやがて蕎麦屋へ入ることがあったら、そんなセリフを吐いてみたいものだと思ったものでした。 ・・・あれから五十年、何の因果か製麺業を営むことになった私は、その蕎麦屋へそばを納めに行っては、「毎度ありがとうございます。今日から新そばで打ってあります」などと言うことはあっても、「酒を一本つけてください。熱燗がいいでしょう」などと言ったためしが久しくなかったことに今さらながら気づき、失望に打ちひしがれています。 日々仕事に追われながらも、いつかきっとそんな至高の悦楽を味わうことができる日の来ることを夢見て、「酒」と「そば」のうんちくを秘かに温めていると、驚いたことにこれはこれで楽しいではありませんか。 そのささやかな楽しみの一端を披露して、世の酒好き、そば好きといわれる皆さんと喜びを分かち合うことができれば幸せと、ペンを執った次第です。 「酒」と「そば」、二編に分けてご紹介していきましょう。 まずは「酒」編より、人は何故酒を飲むのでしょうか? 第一部「酒」編 「過ぎたるは及ばざるがごとし」 古来より「酒は百薬の長」といいます。実にいい響きを持ったことばですな。私は常々この心地良い響きを妻に言って聞かせるのですが、妻は私にこう言うではありませんか。 「あら、そういうものですか。では『過ぎたるはなお及ばざるがごとし』って、どのように響きになって?」と。 このほど世界保健機関(WHO)が発表したところによると、2016年に世界で死亡した人のうち約三百万人が、飲酒関連が原因と考えられるということです。「酒は百薬の長」とも語り継がれているのに、これほど多くの人が、飲酒が原因で命を落としているということは、これはやはり飲み過ぎたから、ということになるのでしょうか。 大雑把な計算になりますが、世界の人口を約七十億として、アルコールを摂取する人の数を約半数と考えれば、35億。 3,000,000 ÷ 3,500,000,000 = 0.086% という計算になりますから、なんだ、酒飲みの千人のうちの一人以下じゃないかと胸を撫で下ろした愛飲家の方、多いのではないでしょうか? しかしながら、どうしても気になるのは、どれだけ飲めば「過ぎたる組」になるのかということ。WHOの定義によれば、大量機会飲酒とは純アルコール換算で60グラム以上の飲酒機会を30日に一回以上持つことと書いてあります。そこで早速調べてみました。エチルアルコールの密度は、0.789g/ml ですから、 60 ÷ 0.789 = 76 ml、ビールのアルコール度数は、概ね5%と考えれば、 76 ÷ 5% = 1,520mlビール大瓶(633ml)二本半という計算になります。同様に清酒のアルコール度数を15%として計算すると、2.8合。 すなわちビールなら三本、清酒なら三合をひと月に一回でも飲む機会があれば、WHOは大量機会飲酒と定めているということになります。 確かにわが国はWHOに加盟しているかもしれないが、私個人はWHOになど加盟していないと主張する人もいるでしょう。見上げた心意気と拍手喝采を送りたいところではありますが、清酒三合以上を飲んだ翌朝のことを常々経験している者からすれば、やはりそうであったかとうなだれるしかありませんね。 あなたはうなだれる口ですか、それとも清酒三合ぐらいではうなだれませんと豪語する口ですか? う~む、古来より語り継がれてきたことわざ「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」とは、なるほど深い含蓄のあることばだと認めざるを得ません。 飲ん兵衛な製麺会社社長が綴る、クスっと笑える蘊蓄(うんちく)が満載。 酒の文化や歴史、あらゆる種類の「○○そば」の由来、偉人の逸話に至るまで。 世の酒好きとそば好きに贈ります。日本人たるもの、これを知らなきゃはじまらない。 ぜひご一読いただければ幸いに存じます。 にほんブログ村 FC2ブログランキング 人気ブログランキング PINGOO! ノンジャンル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年10月28日 15時53分03秒
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