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カテゴリ:├コーチング・優位感覚
「優位感覚(学習スタイル)とピアノ指導法」第四回目は「触覚優位」です。
第一回 視覚優位については→コチラ 第二回 聴覚優位については→コチラ 第三回 言語感覚優位については→コチラ 「ムジカノーヴァ」にも書かせていただきましたが、わがピアノ教室では、優位感覚(学習スタイル)を取り入れたレッスンをしています。 優位感覚とは、「物事を取り入れやすい感覚」のこと。コーチングでは、 ・視覚優位 ・聴覚優位 ・言語感覚優位 ・触覚優位 の4つがあります。 今日はそのうちの4つ目「触覚優位」の生徒への指導法をご紹介します。 +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 触覚優位の生徒への指導法≪ムジカノーヴァ2008年5月号より≫ ☆触覚優位の生徒には、とにかくなんでも「やらせてみる!」やってみて「できそう」と感じると、スムースに取りかかれる ☆曲を体にしみこませるため、覚えるまで時間がかかることが多いが、いったん覚えた曲は忘れない ☆「感じ」や「気持ち」にしっくりと来るものがあると、曲にのめりこめる。逆に「感覚的」にしっくりこないと、いまいちのめりこめない ☆うごくことが好き。 具体例: ・説明は短く。新しい曲はとにかく回数を弾かせる。手を替え品を替え、とにかく弾かせる! ・間違えて覚えてしまうとなかなか直せないので、最初から正しい音と指づかいで弾けるようレッスンの中で予習をさせる ・リズムを体で感じさせたり、タッチや呼吸に意識を向けさせると効果的 ・「鍵盤の深さはどのくらい?」「やわらかい感じで」「アチチっていう感じで」など、身体感覚に訴えかける 触覚優位の生徒の見分け方 ・体の動きが止まり、ぼ~っと考えていることがよくある(体の感覚をじわじわ味わっているか、出来事を体になじませていることが多い) ・弾きながら、体でリズムを取っている ・会話の中で、「~っていう感じ」「しっくりこない」「気持ちいい」などの言葉が多い ・運動が好き みきぱん先生の周りの、触覚系の人たち 感性豊かな友人 ・ピアノを弾ける友人は、触覚優位。 ・新しい曲を弾くときは「まず弾いてみたい!」と言う。 ・体全体で曲を感じながら、情緒豊かに弾く ・「呼吸を合わせる」「気持ちを合わせる」「何事も経験」という言葉をよく使う。 ・「感覚的にしっくりこない」と、何事も先に進めない。 みきぱん先生の娘 ・譜読みに時間がかかる ・譜読みが完成する頃には、暗譜もできている ・手元を見ないと弾けない ・弾きながら体全体でリズムを取っている ・初めてのことは苦手 いつも、初めての曲を弾くとき、すぐに弾けないのでキーキー言ってます^^; みきぱん先生の息子 ・聴覚優位も併せ持つ長男。 ・テスト勉強のときは、教科書を片手に部屋中をぐるぐる歩き回る ・なかなか志望校が決まらなかったのが、実際いくつか受験校を見て回ったとたん、「この学校が一番しっくりきた」と言って決めた。それから、俄然やる気が! ・食事中なども、歌を歌いながら体を動かしている(視覚優位の夫や次男が、それをすごく嫌がる) 4回にわたって紹介してきた「優位感覚」 突き詰めていくと、なかなか面白いです。 まずは身近な人間から、観察してみませんか!? ※ただいま、ヤマハ横浜店で、青木理恵コーチ・保科陽子コーチ・木下尚子コーチによる「コーチングサロン 優位感覚」セミナー4回シリーズを行っています。第2回目は、5月29日、第3回目は8月28日です。ピアノの先生だけではなく、保護者の参加も可能だそうです。興味のある方は、ぜひどうぞ。 詳しくは→コチラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.28 20:18:15
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