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カテゴリ:■さくらみきの日常
今年最後の、最大のイベント~
昨夜、みなとみらいホールで行われた「クリスチャン・ツィメルマン」ピアノリサイタルに行ってきました。 プログラム ドビュッシー 版画 ブラームス ピアノソナタ第2番 ショパン ピアノソナタ第3番 アンコール ドビュッシー 西風が見たもの ホールに到着すると、「プログラムが変更になりました」とのお知らせが。 「ドビュッシーの前奏曲集1巻より」が「ショパンのソナタ第3番」に変更されていました。 当日決まったようで、プログラムに反映されていませんでしたが、別紙をいただいたので、プログラムに挟んで保存しておこうと思います。 開場時間ぴったりに中に入りましたが、まだリハーサル中とのことで、ホワイエでコーヒーを飲みながら、みなとみらいの景色を見て待ちました。ちょうど日が落ちる時間帯で、徐々に薄暗くなっている町の様子を見ることができましたよ~ 開演時間10分ほど前にようやくリハが終わり、席につくことができました。 席は2階センターの中ほど。 先々週の辻井伸行のときは1階席。ご本人のお顔もよく見えました。 昨日は前回よりかなり舞台が遠く感じます。 予想通り、舞台の上でのツィメルマン様のお顔はよく拝見できませんでした。 横のご婦人はオペラグラスを持参しておられました。 私も持って来ればよかった!次回は持ってこようかなと一瞬思ったけれど、もし手が滑って演奏中に床に落としてしまうことを考えるとぞっとするので、やめておこうと思います。 演奏は……言葉がでないくらい、感激しました 私などが言葉を尽くして説明しても、あの演奏の素晴らしさを表現しきることはできないけれど……せっかくなので、少しだけ。 生ツィメルマンは初めてだったので、すごく緊張しました。 彼が音の一つ一つ、フレーズの一つ一つを作りこんで、完璧に表現しようとしているのがひしひしと伝わり、「安易な気持ちで受け取っちゃいけない」と思ってしまって、聞きながら緊張してしまって、それが終演まで続きました。 静かな曲の終わりでは、最後の一音が、いつまでもいつまでも、ホールにび……んと響いていて、息をすることもできませんでした。 でも不思議と疲れはなく、終わった後すがすがしく、何かが洗い流された感じです。 ドビュッシーは繊細だったし、ブラームスは深かったし、ショパンは美しかった…… ピアノの音ってあそこまで美しくなれるのか、と。 音へのこだわり、解釈へのこだわり、究極ですね。 最後の曲の終了時だけではなく、曲と曲との間や前半終了時など、演奏を終えて袖に下がるたびに、激しい拍手の嵐。拍手にこたえて、ドビュッシーの後も、ブラームスの後も、2度出てきてくださいました。アンコール以外であんなにすごい拍手、しかも2度でてきてそれにこたえてくださるなんて……コンサートでこんなの初めてみました。 最後は2度出てきて袖に戻って、客席の明かりがともっても拍手が収まらず、3度目でアンコール曲を弾いてくれました。 アンコール後の拍手がなりやまず。 でも、2曲目のアンコールはありませんでした。(投げキスしてくれましたが) ほかの会場ではアンコールがないところもあったようなので、1曲弾いてくださっただけでもすごく幸運だったのかも! アンコール曲はドビュッシーの「西風が見たもの」 すさまじかったです~ ピアノの曲を聴いているというより、生き物がうごめいているのを感じているといったほうがふさわしいかもしれません。ひゃ~~ 次はいつ日本に来られるのでしょうか。 今回は一人で行ったので、終わった後の感激を分かち合うことができずさびしかったです。 次回は誰かを誘っていきたいと思います。 おまけ クリスマス in みなとみらい イッテQのクリスマスツリーin横浜赤レンガ倉庫 みなとみらいホール前の2階 クィーンズモール内「横浜とユーミンに恋して」 今日の1曲(第十三回) 「ピアノを習っているお子さんに聞かせたい★クラシック曲のリスト」より ツィメルマン ショパン バラード 第一番 この曲、生で聴きたい~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.12.10 13:54:32
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