イライラ…最高潮!?
『がんばってください』『じっけんせいこうおめでとう』『でーかっいかみおかきおわったらねてね』自由研究に取り組むさとに、ひろが届けたメッセージ。部屋の扉がそっと開いたかと思うと、拙い字の書かれた白い紙が投げ込まれました。直接関わることのできないひろの、精一杯の想い。でも、今のさとにその想いを受け取るだけの余裕はないようです。親の…というか、人生の先輩として助言もさとの耳には届きません。何を言っても反抗的な態度を取る年頃なのかもしれませんが、時には、人の話を素直に聞くことも大切なんだよ。聞いた上で、やっぱり自分の考えを通したいと思えばそうすればいい。「聞く耳を持たない」態度は、内面的な成長を阻害するだけなのではないかい?自分自身が、どれだけ人に助けられて生きているか考えたことがある?もちろんあなた自身も、大勢の人を助けながら生きているけどね。助けたことは意識するけれど、助けられているってことは無意識だからね。自分だけの力で、今のあなたにどれだけのことができると思う?もっと謙虚になろうよ。“聞く耳”を持とうよ。追い詰められているさとの苦しみやイライラもわかるけれど(でも、自分で蒔いたタネでもあるが…)、兄ちゃんに「うるさい!!」と怒鳴られて大泣きしながら眠ったひろが可哀そうでなりません。