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カテゴリ:映画80点台
このポスターのクリスチャン・ベイルとスティーブ・カレルは役者の写真と違うから逆じゃなかろうか??珍しい間違いだな。 ブラッド・ピット、ライアン・ゴズリング、クリスチャン・ベイルと主役級が多数出演している。サブプライムローンの破綻とリーマンショックを描いている。クリスチャン・ベイルやブラッド・ピットの姿に時の移ろいを感じた。 原題は、ザ ビッグ ショート という。ショートとは、売る という意味だから、原題の意味は 大きな売り 或いは 巨大な空売り という意味だが、邦題は、ショート=売り、という意味をほとんどの日本人が知らないと考えて、マネーショートという全く違う意味の題を付けてしまった。。 マネーショートでは資金が足りなくなる、という意味になってしまう。確かに何人かは資金が足りなくなる場面もあるが、ストーリーの本質からは題が外れてしまう。更に、華麗なる大逆転 というトチ狂った副題まで付けている。 この映画はサブプライムローンの破綻にかなり早期に気付き、債権ファンドを空売りして富を得た少数の人々を描くのだが、それが何百万人もの市民の不幸の上に成り立つ悲しい事であり、褒められた話ではないと意図している。だから華麗なる大逆転 でも何でも無いのに、客呼びたさにわけわからん副題となった。 私はかなり金融の仕組みに詳しいと思っていて、それでも中々難解な金融商品や用語が出てくるので理解度としては正直80パーセントぐらい。 たまにアメリカ映画ではこういう本格金融映画が出てくるが、大多数のアメリカ人は証券市場に親しんでいる証左だろう。 私的には大変面白い映画だが日本では投資や投機は悪と考えている人が多いので、なかなか理解されにくいだろう。85点。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.15 00:21:01
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