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カテゴリ:美しい建築・建築デザイン
MOA美術館は建物がとても美しく、敷地も広大で収蔵物も超一流品ばかり。本当に素晴らしい美術館だ。 世界救世教という宗教法人の本部が隣にあり、創始者の方が集めた品を中心に展示されている。 1987年完成で、設計は竹中工務店・鹿島建設だという。施工も同じ2社である。 通常では考えられないほどの傾斜地に実現した壮大な構想の美術館とエスカレーターを大量に駆使して来訪者を山上の建物に導くという思い切った発想で世間の話題となったそうである。 竣工後 34年が経過した現在では、環境に良く調和した佇まいを見せている。長大なエスカレーター導線を通すためにオープンカットされた崖地は、今では見事に緑に覆われ、外から一寸見た感じ、なぜ美術館は忽然と崖の上にあるのか良く分からないのである。外装のインド砂岩の何とも言えない色が周辺の緑と良く調和して 不思議な世界を創出している。 美術館展示室の内部については、2017年2月5日にリニューアルオープンを迎えた。展示スペースの設計は、世界的に活躍する現代美術作家・杉本博司氏と建築家・榊田倫之氏によって主宰される「新素材研究所」が手がけた。屋久杉、行者杉、黒漆喰、畳など日本の伝統的な素材を用いつつ、展示される作品の美を最大限に生かす展示空間を創出しているとしている。 今展覧会中は、歌川広重の東海道五拾三次と葛飾北斎の富嶽三十六景が全点展示されておりそれはそれは興味深い作品が多く、特に神奈川沖波濤図は心底凄い。 ヘンリー・ムーア 王と王妃 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.09.01 10:46:31
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