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カテゴリ:ブツブツひとりごと
私はテレビでは主にニュースとスポーツ中継を見ています。
なぜかといえば、もちろん、私にはそれが一番面白いと感じられるからです。 テレビを見ながら、いつも”事実は小説より奇なり、だな”と感じます。 ところで、近頃ふと思うのは、マスコミが報じるニュースの世界は、本当に「実社会」と呼んでいいのだろうか、ということです。 例えば、テレビのニュースは連日のように恐ろしい事件の発生や有名人の興味深い動向を報じています。 ところが、私自身の周辺では、さいわい(?)、恐ろしい事件の発生も有名人が登場することもめったにありません。 華麗で劇的な映像付きのテレビニュースの世界と私の周辺の静かで退屈な世界。 この落差に、ふと戸惑いをおぼえることがあります。 マスコミ組織の中では記事の「編集」という行為がおこなわれています。 雑多な事実の海の中から、発生確率が数万分の一というような興味深い記事だけを抜き出して集めた、編集された「現実」。 特に「2ちゃんねる」などの虚実入り混じった過激な本音サイトと見比べると、マスコミが「現実」を「編集」する過程がなんとなく見えてきます。なかでも、良く分かるのは”何を報道しなかったか”という点です。 マスコミを成り立たせている「編集」という本質的で不可欠な行為を通して、”情報は100%操作されている”ということを私たちは忘れてはいけないでしょう。 誤報や記事の捏造事件などが発生したとき、マスコミ側の対応を見ていると、一般企業と何も変わらないなと感じます。マスコミと言ってもしょせんサラリーマン社会に過ぎません。組織の中がどのような論理で動いているかは私でも見当がつきます。マスコミの広報担当やトップが、時には頭を下げ、時には開き直っている姿を見ると、ますますニュースの世界が蜃気楼じみて見えてきます。 とりあえず私たちは、複数の情報入手ルートを持っていたほうがよさそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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