「唯一の結論だからこそ得られる感動」を「並列して用意」するマルチエンディングの苦悩
月光のカルネヴァーレ 「唯一の結論だからこそ得られる感動」を「並列して用意する」 「唯一の結論だからこそ得られる感動」を「並列して用意する」ことに対して物語の作り手としてはかなり苦悩しており。— 下倉バイオ =@ (@shimokura_vio) 2015年3月28日 各ヒロインの結論唯一無二の物であるように描くことに注力するのだが、しかしそこには表現形式が根源的に抱える矛盾が存在していて。— 下倉バイオ =@ (@shimokura_vio) 2015年3月28日 物語に誠実であろうとすればするほど、その矛盾が剥き出しになるというか— 下倉バイオ =@ (@shimokura_vio) 2015年3月28日 だからトゥルーエンドはある種の救いでもあるのだろうけど— 下倉バイオ =@ (@shimokura_vio) 2015年3月28日 でも同時にやっぱり個別の結論を軽んじるという意味で、物語に対しては不誠実な態度にも思える— 下倉バイオ =@ (@shimokura_vio) 2015年3月28日 で、その結節点が「選択肢」ってヤツなのである— 下倉バイオ =@ (@shimokura_vio) 2015年3月28日 「だってそういうものじゃん」と割切りつつ、しかし各ヒロインへの誠実な結論を語りきるのは、やっぱり辛いのである— 下倉バイオ =@ (@shimokura_vio) 2015年3月28日 物語というのは人が思うほど自由なものではない 小説/物語というのは人が思うほど自由なものではなく、「序盤がこういう展開ならあとはこうするしかないよね」「味方がこうなら敵はAかBかCだよね」と、いくつかポイントを決めると、ほとんど自動的に決定されてしまう程度に不自由なものなのだが、意外とこれを理解してもらうのは難しい。— MAEJIMA Satoshi (@MAEZIMAS) 2017年1月7日 「自分を捨てた父親に復讐する話」と「自分を捨てた父親を赦す話」とでは序盤からキャラクター作りから何もかもが違ってくるのだが、そこを理解してくれない人だと、「自分を捨てた父親に復讐する話」のラストシーンだけ変えて「自分を捨てた父親を赦す話」にせよ、という指示が飛んでくるので恐怖。— MAEJIMA Satoshi (@MAEZIMAS) 2017年1月7日 沙耶の唄 (星海社FICTIONS) [ 大槻 涼樹 ]