【2013 London】vol.2 地下鉄で市内へ
ヒースロー空港から市内へは地下鉄で向かいます。ロンドンの地下鉄は、"the Underground"または"the Tube"と呼ばれています。"the Tube"はトンネルの形状に由来しているとのこと。1863年、世界初の地下鉄として開業しました。その9年後の1872年に日本初の鉄道が新橋~横浜間に開通しています。地下鉄の乗車券には、オイスターカードOyster CardというSuicaのような非接触ICカードが導入されています。これはバスにも使用できます。もちろん現金で切符を購入することもできますし、トラベルカード(1日用や7日用など)もありますが、オイスターカードで支払った方が料金がお得なんです。例えば、ゾーン1内で1回乗車する場合、オイスターカードでは£2.10(¥336)、現金での支払いだと£4.50(¥720)と2倍以上も料金が異なります。そして、オイスターカードですと1日の上限額が決められていて、ゾーン1-2だと£7.0(¥1,120)。物価の高いロンドン、交通機関の運賃も高額です。オイスターカードの購入は窓口で。カードのデポジットは£5.0(¥800)。取りあえず£30チャージして、合計£35をクレジットカードで支払いました。機内でPASMOを抜いてカード入れを用意していましたが、窓口でオイスターカード用のケースをいただいたのでせっかくなので使用しました。オイスターカードを購入したら、地下鉄の改札前に置いてあるTube mapとBus mapを手に入れます。今回は地下鉄よりも空いていて車窓の景色を楽しめるダブルデッカー(2階建てバス)によく乗ったのですが、このBus mapは非常に役立ちました。Heathrow Terminals 1,2,3駅よりピカデリーラインに乗ってホテルへ向かいます。ホテルは前半と後半の2軒とも、このピカデリーライン沿いをチョイスしました。このラインは、ナイツブリッジ、ピカデリー・サーカス、コヴェント・ガーデンなどを通り、観光、観劇、ショッピングをするのにとても便利。運行本数も多いです。地下鉄の車内は狭いです。座席と座席の間には一人立てるかどうかといったところ。奥に入ってしまうと、降りる時出るのが大変になります。各車両、ドアの横にはPriority Baggage Areaが設けられており、そこにスーツケースを置いて、その隣の席に座りました。夕方のラッシュ時間に差しかかり、市内中心部に向かうにつれ混雑してきましたが、東京のラッシュアワーの混み方ほどではありません。各駅に停車する度に"Please mind the gap between the train and the platform"というアナウンスが流れ、それがしばらく耳に付いていました。50分ほどでRussell Square駅に到着。タイル張りのレトロなホームです。駅の外観もレトロ。約20年前にこのエリアに宿泊していますが、その頃と駅の様子は変わっていないように思います。懐かしいです。Heathrow Terminals 1,2,3駅からRussell Square駅までの運賃は、£3.0(¥480)。「ゾーン6のヒースローからゾーン1のラッセルスクエアまでのピーク料金は£5.0のはずだけど、なぜ?」と地球の歩き方を見てみたら、夕方のピーク時にゾーン1の外からゾーン1内へ移動した場合はオフピーク時の料金になるとのこと。なるほど~と納得です。地下鉄の運賃は、ゾーンが1から6まであったり、ピーク時(6:30~9:30、16:00~19:00)またはオフピーク時(ピーク時以外)により料金が異なったりと、複雑です。それに対して、バスは全ゾーン統一でピーク時料金なし(1回乗車につき£1.40)でわかりやすいです。交通費の高いロンドンですが、わずか£3.0で空港から市内まで移動できるとは安いですね。タクシーを利用すると、£55~90かかり、夕方は渋滞もあるので時間がかかるでしょう。さあ、ホテルへ向かいましょう。