vol.10 主計町茶屋街
2012年10月金沢旅行記、今回が最終回です。近江町市場でおいしいもののお買物を満喫した後は、初日に続いて再びひがし茶屋街へ。初日は三連休の中日で混雑していましたが、この日は平日でガラガラでした。ただ、連休明けでお休みの店舗もありました。ひがし茶屋街のレポは、こちらvol.2 和のステキがいっぱい! ひがし茶屋街vol.3 和カフェでひと休み(ひがし茶屋街)vol.4 ひがし茶屋街で買ったものひがし茶屋街を後にして、空港に向かうまでは少し時間があるので、金沢三茶屋街の一つ、主計町茶屋街へ。ひがし茶屋街からは徒歩で5分ほど。浅野川を渡った所にあります。浅野川と浅野川大橋浅野川大橋から中の橋まで、浅野川左岸沿いに約200mにわたって広がる主計町は明治時代に入ってから形成された茶屋街。美しい町並みは国の重要伝統的建物群保存地区に指定されています。表通りは和の風情たっぷりで、着物を着て歩きたくなります。途中、「主計町」と刻まれた石碑があり、町名復活の経緯が記されてます。昭和45年、住所表示の実施により尾張町2丁目に町名変更したが、平成11年10月1日、主計(かずえ)町の町名を復活させた。細い路地の先に続いているのは、あかり坂風情のある坂道です。並行して走る暗がり坂とは対照的に、この坂には長らく名前がなかったのですが、金沢ゆかりの作家、五木寛之氏が住民の依頼で命名したそうです。暗い夜のなかに明かりをともすような美しい作品を書いた鏡花を偲んであかり坂と名づけた。あかり坂は、また、上がり坂の意(こころ)でもある。平成20年秋 五木寛之五木寛之氏は確か九州出身だったはず・・・と調べてみたところ、奥様の出身地である金沢に在住していたことがあり、金沢を舞台にした作品もあることを知りました。石碑には平成20年秋とありますので、命名されたのは4年前。「美しい作品を書いた鏡花」とは、泉鏡花のことで、この近くには泉鏡花記念館があります。これで、「ひがし」「にし」「主計町」の金沢三茶屋街を制覇することができたこの後、金沢駅から空港バスで小松空港へ夕方のフライトで東京に戻りました帰宅後、金沢名物の笹寿司を。鯛、鮭、鯖の3種類です。今まで親戚訪問や冠婚葬祭で何度か訪れたことのある金沢ですが、観光を目的にした旅はこれが初めて。「小京都」とも呼ばれる加賀百万石の城下町は、歴史を大切にしつつ近代的なものも積極的に取り入れて、それらがうまく融合しているな~という印象を持ちました。訪れた観光スポットはどこも興味津々で楽しくまわれましたし、ショッピングやグルメも大満足連日お天気に恵まれたことも幸運でした。2014年に北陸新幹線が開通すると、東京~金沢がわずか2時間半とアクセスしやすくなります。また訪れる日が楽しみです<The End>