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カテゴリ:思い出
今日は父の誕生日です。もう黄泉の国に旅立って久しくなるのですが、『風薫る5月』になると、いろいろな思い出が走馬灯のように駆け巡ります。
父の名は『薫』、明治生まれの男性の名前と言うにはモダン、絵や書を書くことを好んだ曽祖父が名付けたそうです。 父がまだ幼い時、まだ幼稚園ぐらいの時だったのか、小学校に上がっていた時のことか定かではありませんが「ちょんまげを結って、刀を差したおじいさんを見た」と、言っていたのを思い出します。 父が生まれた明治36年にはすでに正岡子規は亡くなっていましたが、子規の子供の時、おじいさんの言いつけでちょんまげを結っていて、子供仲間からいじめられていたそうです。 父は現在生きておれば110歳、幼稚園の遠足は橿原神宮だったとも聞きました。住んでいた所は大阪市内のはずですから、ずいぶんと遠いところに行ったものだと思います。もちろん保護者付きだったようですが・・・ 父は両党使いで、甘いものは粒あんの和菓子が好みだったので、和菓子屋さんまで運動がてら出かけました。 長男は毎年滋賀のお友達のところへ田植えのお手伝いに……お土産にたくさんの竹の子を頂いてきました。竹林で自由に採るように言われたのでしょう、こんなに沢山! 父と母の好物が揃い、空の上で喜んでくれているかしら・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 9, 2012 05:25:34 PM
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