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友人のKさんが日経新聞の「プロムナード」に書かれた若松英輔さんの記事を送ってくれました。
「勇気とは何か」 (『点滴ポール 生き抜くという旗印』岩崎航さんの書評)と 「師について」 記事はそう長くはないのですが、若松さんが醸し出す世界にひと時入り込んでしまいました。 言葉を多く知らない私には自分の想いというものは表現しにくいのですが、若松さんの言葉は的確で、書いてある言葉の奥にある秘められた想いを読み手が読み取りやすいように書かれてありました。 ご自身も奥様を癌で亡くされた経験をお持ちです。 記事の一部です。 「勇気とは何か」 《絶望のなかで見いだした希望、苦悶(くもん)の先につかみ取った「今」が、自分にとって一番の時だ。そう心から思えていることは、幸福だと感じている》 ここには勇気の文字はないが、読む私たちはそれを感じる。勇気とは語り得る何かではなく、試練を生きる者が生涯によって体現するものなのかもしれない。 「師について」 若松さんが師と思うある神父さんが言われたこと「信仰とは頭で考えることではなく、生きてみることではないだろうか。知ることではなく、歩いてみることだと思う。」 人生の意味は、生きてみなくては分からない。素朴なことだが、私たちはしばしばそのことを忘れ、頭だけで考え、ときに絶望してはいないだろうか。 この2枚の記事を読んだだけでもっと読みたくなり、日経新聞のWeb無料会員になりました。 無料会員でも1か月に10記事だけ有料会員しか読めない記事が読めるようになります。 他にも素晴らしい記事があります。 若松さんの日経プロムナード 「悲しみの秘儀」 (一部です) 逝った大切な人を思うとき、人は悲しみを感じる。だがそれはしばしば、単なる悲嘆では終わらない。悲しみは別離に伴う現象ではなく、亡き者の訪れを告げると感じることがある。どうしてそれを消し去る必要があるだろう。どうして乗り越える必要などあるだろう。賢治がそうだったように悲しみがあるから生きていられる。そう感じている人はいる。 若松英輔さんのHP こちら 今度、この本を読んでみたいと思います。「君の悲しみが美しいから僕は手紙を書いた」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.05.24 01:13:01
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