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カテゴリ:社会人修業(アルバイト)
このアルバイトは3回に分けてご紹介しています。今回は「2.乗務開始後」をお届けします。
(社会人修行シリーズへはこちらから) さて、研修終了後さっそく乗務開始です。 通常あるはずの初回の訓練乗務、先輩車掌に付いての「側乗」が、私の場合週末しか乗務できないため時間の都合が付かないとのことで、いきなり一人で本番になってしまいました。 早朝に下宿を制服で出て指定のバス会社へ行き、今日のパートナーの運転手さんと対面、30分で車内の準備を済ませ配車地へ向けて出発し、配車依頼時間の30分前には待機します。このため午前5時頃には下宿を出ることが多く、それでも間に合わないときは前夜からバス会社の仮眠室に泊まっていたことも多々あります。 現地で幹事さんや(居れば)添乗員さんと行程の最終確認後、お客様ご乗車、出発です。 早速ご挨拶と行程の説明を兼ねてアナウンスをします。「私は車掌でありバスガイドではないので、道中の観光のご案内はいたしかねます」とまず最初にはっきり明言しなくてはなりません。お客様からすると、ガイドも車掌も一緒に見えるので「なぜ道中の観光案内がないのか!」と苦情につながることもあるからです。ガイドにするか車掌にするかは、依頼側の予算の都合によることが多いのですが、そのような裏事情は幹事さんぐらいしか知らないのです。 あとは飲み物サービスやテレビ、ビデオ、カラオケなど、お客様のご要望に沿って走ります。冷蔵庫はもちろん、コーヒーメーカー、ポット、ほとんどがお手洗い付、サロン付の2階建てバスも多く、すでにバブルがはじけたとは言え、車内はなかなか立派でした 途中観光下車の際には、簡単に車内のごみなどを集めた後は、自分も観光してもバスに残ってひと休みしても自由でした。ただ、自分のカメラで写真を撮ることは禁止されていました。 日帰りの場合は指定の場所までお送りし忘れ物チェック後、バス会社に戻って簡単な清掃をして終わりです。泊まりだと夕刻宿に入り、バスの清掃員が居ないため全部自分でやらなくてはならず大変です。車内は車掌が掃除機かけまでやります。運転手さんもホースでバスを手洗いです。 これが終わると業務終了。夕食を宿で運転手さんと一緒にとらなくてはならないため時間を決めて、あとは自由です。私はたいていまず温泉に入り食事のあと温泉街をそぞろ歩き、また温泉で温まって、一日の疲れでぐっすり眠っていました 泊まりの方が夕方宿入りが早いし翌朝も通勤時間がゼロで身体は楽です。温泉にも入れます 土日日帰り2本は早朝から夜まで、とても疲れます。 次回は「3.こぼれ話と学んだこと」をお届けします♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ご訪問ありがとうございます。毎日勉強させていただいています。やはり継続は力なり、ですね!
(2006年11月20日 03時12分33秒)
すごい体験ですね(☆o☆)スチュワーデスと共通するところもたくさんありそうですね(^o^)
いろんなことが学べそう!機会があればやってみたいです☆ (2006年11月20日 15時54分35秒)
何でも経験だなぁ…と感じながら読み進めて、すごい
説明(文章量)に驚きました(笑)。話は戻って、 こういった様々な経験が「今」を作っているのでしょうね。また、ホスピタリティについてももう一度思い出すブログとなりました。 (2006年11月20日 17時52分33秒)
観光バスでバスガイドさんと車掌さんの違いがあることを初めて知りました。ところで私の学生時代のアルバイト第一弾を簡単に書きます。一年生の初夏でした。今でも有名な○○○○ハウスと言うハウスメーカーでの話です。まず今日は一つだけ。レベルという測量器具があります。これでその土地の高さを一定にするのですがなにも分からない「ど素人」の私に簡単な説明をしただけで「さあ、始めようか」です。あの家はまっすぐ建ったんだろうかずっと心配でした。今思うとぞっとします。大変申し訳ありませんでした。
(2006年11月20日 21時10分29秒)
★KAYO-Nさんへ
「バス・スチュワーデス」という名前につられて始めました!次回で触れますが、この仕事は授業みっちりの学生にはキツイです。数ヶ月で辞めてしまいましたよ。 ★くまもとの、こーち。さんへ スミマセン!長いんです。これでもだいぶカットしてます!おつき合いいただき、ありがとうございます。 ★早起き幸ちゃんさんへ お客様からは「ガイドさん」か「お姉さん」でしたよ。 アルバイトって「え?もうやるの!?」と思ったこと、けっこうありますよね。 (2006年11月21日 12時08分11秒)
こんにちは。なかなか登場(搭乗)出来ずにごめん。
このアルバイトの話も以前聞いた事があったから、その時のことも思い出しながら興味深く拝見しました。 いろんなフィールドで活躍されていた事を改めて感じました。これからも頑張って!! (2006年11月21日 13時44分42秒)
お忙しい合間を縫ってのご搭乗、とてもうれしく思います。ありがとうございます。お話したときも今も、そしてこれからもずっと、周りへの「感謝」の気持ちを忘れずにいたいと思っています。
万事成功を祈っていますよ。 (2006年11月21日 17時59分22秒) |