今年はどうした訳かデュランタの咲き方が宜しくない。蕾は着いているのだが、花が充分に開かなかったり、蕾の儘落ちてしまうことが多い。肥料も水も例年と同じ様にやっているのだが・・・。当然、虫も余り吸蜜に来ない。
代わりに一昨年買ったキク科の雑草もどきが咲いている。植木鉢の分も入れて高さ30~40cmの小さな株ではあるが、流石はキク科の雑草、結構色々な虫達がやって来る。このキク科の雑草の鉢はベランダの椅子のすぐ前に置いてある。だから、一服しながら虫が来るのを待ち受ける格好と相成る。
昨日の夕方、何時もの如く椅子に座って一服していると、この菊の花に極く小さなハエがやって来た。橙色に近い綺麗な色をしている。Weblogのネタとして使えそうなので、早速テーブルの上に置いてあるカメラを掴んで撮影を始めた。花の高さがしゃがんで撮るのに丁度良いので、非常に撮り易い。
ショウジョウバエ属の1種.体長約2.5mm
キイロショウジョウバエかも知れない
(2008/09/15)
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体長は約2.5mm。肉眼では何だか分からなかったが、データをコムピュータに移してみると、どうやらショウジョウバエの1種らしい。しかし、その先が分からない。何しろ、日本産だけで300種近くもある。
画像を探して見ると、このショウジョウバエは遺伝学の実験に使われているので有名なキイロショウジョウバエによく似ていることが分かった。しかし、北大の「日本産ショウジョウバエデータベース」を見てみると、キイロショウジョウバエの属すショウジョウバエ属(
Drosophila)の中に似た様な種類が幾つもある。このデータベースには種の記載は載っていないし、画像の解像度は余り高くないし、更に種類は多いしで、種を特定することなど到底不可能である。
色はもう少し橙色だったと記憶しているが
薄青い色を背景にすると色が変になることが多い
(2008/09/15)
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手元には、ショウジョウバエの分類に関する文献なんぞ、当然置いていない。だから、本当はショウジョウバエ属に属すのか否かも定かではない。しかし、外見はショウジョウバエ属のハエに非常によく似ている。そこで、此処では「ショウジョウバエ属の1種」として置くことにした。学術論文ではないから、まァ、良いでしょう・・・(本当は良くない!! ハエ類は外見はソックリでも、毛1本有るか無いかで属が異なる場合もあるのだ!!)。
足場が良いとF16でも1~2発で決まる(2008/09/15)
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このショウジョウバエ、或いは、虫寄せに庭に置いてある発酵したバナナに引き寄せられてきたのかも知れない。発酵バナナには色々な虫がやって来る。ナメクジも含めて・・・。