カテゴリ:香港電影
寒風吹き付ける中、父の四十九日法要を無事に終えた。今頃は極楽浄土で御先祖様と呑気に酒盛でもしていることだろう
四十九日といえば、「香港ばちあたりコップ 仏の顔も四十九日」なんていうおバカな邦題の香港映画があったっけ。…と強引に話を香港電影にもっていったところで、今回はそのばちあたりコップに主演したレオン・カーファイ(梁家輝)のお気に入り5作品を紹介させていただく。 レオン・カーファイという名前にピンとこない方には、「愛人 ラマン(情人 L'AMANT)」の中国人青年役の人といえば思い出していただけるだろうか?そんなエロ映画知らねぇよ!もしくは香港映画なんて興味ねぇよ!といわれる方には、イタリア映画界の巨匠、ベルナルド・ベルトルッチ(Bernardo Bertolucci)監督のアカデミー賞受賞作「ラスト・エンペラー(THE LAST EMPEROR)」で、ジョン・ローン(尊龍 John Lone)が演じた主人公・愛新覚羅溥儀役は、当初カーファイにオファーされていたといえば…それがどうしたんだ!? ってなるわな(^^ゞ 今回で香港明星電影BEST 5も第8弾!今まで御紹介してきたお気に入り香港明星電影BEST 5は以下のとおり。(レスリー・チャンはこれ以前に「張國榮追悼鑑賞会」にて10作品紹介済) ・第1弾 ジャッキー・チェン (成龍) ・第2弾 チャウ・シンチー (周星馳) ・第3弾 アンディ・ラウ (劉徳華) ・第4弾 ユン・ピョウ (元彪) ・第5弾 マイケル・ホイ (許冠文) ・第6弾 トニー・レオン (梁朝偉) ・第7弾 チョウ・ユンファ (周潤發) 今回のカーファイ作品BEST5は、出来るだけメジャーな作品を選んでみたので、無難にまとまりすぎた気がしないでもない。「水滸伝」の英雄・林冲を演じた「水滸傳之英雄本色」や、心温まる「天台的月光」等も好きな作品だが、涙をのんで外した次第。 お気に入り梁家輝映画5作品。向かって左から 「西太后」 (火焼圓明園/乗簾聴政) 83年 「彼女はシークレット・エージェント」 (表姐、イ尓好ロ野!) 90年 「愛人/ラマン」 (情人) 92年 「黒薔薇VS黒薔薇」 (92黒薔薇對黒薔薇) 92年 ※薔薇の字が本当は違います 「フライング・バトル」 (神經刀與飛天猫) 93年 「西太后」はカーファイの映画デビュー作にして、香港電影金像賞・主演男優賞受賞作 当時はまだ中国語読みの“リャン・ジャー・ホー”という名前で紹介されていた。清朝第9代皇帝・咸豊帝を見事に演じていたが、主人公である女帝・西太后のあまりの迫力に圧倒されて印象はやや薄い。この映画で今も忘れられないのが、西太后のライバルが手足を切断され、甕に入れられているシーン(2だったかな?)。こ、怖い… 「彼女はシークレット・エージェント」は、ドゥドゥ・チェン(鄭裕玲)演じる中国公安局の女性捜査官が、香港にやって来て大騒動を巻き起こす大ヒット・コメディ。ドゥドゥといえば、「進ぬ!電波少年」で朋友(パンヤオ)がアフリカ・ヨーロッパ大陸縦断ヒッチハイクをした際のゴールの回で、香港のスタジオからチューヤン(謝昭仁)を祝福していたのを思い出す。 あ、今更だが↑の写真、カーファイが出演していない「表姐、イ尓好ロ野!続集」の写真だ… 「愛人/ラマン」といえば、15歳の少女と富豪の中国人紳士とのめくるめく愛と欲望と快楽の日々を描いた仏・英映画で、見所といえばカーファイの肉体美くらいだろうか。 上記エロ映画と同年に公開され、香港では上映日数記録を更新したパロディ映画の 「フライング・バトル」は愛すべきバカ映画ながら、出演陣がめっちゃ豪華♪ 賞金稼ぎの大飛刀韓冲(カーファイ)と小飛刀韓林(ジミー・リン…林志穎)は、同業の大風騒ニ娘(チョン・マン…張敏)と小風騒風鈴(グロリア・イップ…葉蘊儀)と手を組み、大賊・九尾狐(ジャッキー・チュン…張學友)と妻・飛天猫(マギー・チャン…張曼玉)を捕まえようとするが―という話。一流スターさん達のおバカ演技は必見 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.27 16:05:00
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